ガットを選んだら次は「テンション」を決めます。
テンション?何それ?
ローテンションよりハイテンションな方がいいに決まってるじゃん!?
テンションはガットを張るときの引っ張る強さです。
テンションは私がお預かりしたラケットの中では
最小が35、最高が70で張り替えたことがあります。
硬式、軟式でも推奨テンションが異なりますが、硬式テニスでは一般的に
40~60LB(ポンド)で張り上げることが多いです。
数字が大きい方が強く引っ張っていると思ってください。
テンションが変わると何が変わるの?
ではテンションで何が変わるか説明します。
細かく言えば様々な変化がありますが、まずはイメージを持ってもらえたらOKです。
テンションが高い張りあがりのラケットは「フライパン」
テンションが低い張りあがりのラケットは「トランポリン」
でボールを打つようなものだと思ってください。
緩い(テンションが低い)とボールが当たった時に、
大きくたわんで戻ろうとするので「パワーが出る」
「打球感が柔らかくなる」といった特徴があります。
一方、硬い(テンションが高い)とボールが当たっても
大きくたわまないので、飛びづらく、打球感も硬く感じます。
硬く張るメリットないじゃん!?
いえ、硬い張り上げにもメリットがあります。
硬く張る(テンション高い)メリットとデメリット
では、硬いメリットはなんでしょうか。
それは「コントロールしやすい」ということです。
もちろん、しっかりとラケットが振れることが大前提です。
ガットのたわみが少ない分、自分でスイングした分だけ飛ぶという感覚になりやすいのです。
ですので、スイングが速い、上級者の方などで硬いガットを好む人もいらっしゃいます。
一方、デメリットとして、打球時の衝撃が大きいことがあげられます。
緩く張る(テンション低い)メリットとデメリット
一方、緩く張ると硬いときの逆で「打球時の衝撃が少ない」
「ボールが楽に飛ぶ」といったメリットがあります。
ただ、「ボールが思っているより飛ぶ」状態になると
飛び方をコントロールするのに苦労するようになる方もいます。
結局どうすれば!?
ガットのテンションは使うラケット、ガットの種類、使う人の体格や筋力、スイングスピード、気温など様々な要素で適切なテンションが決まります。
そのため、いろいろと試すうちにご自分にあったテンションがわかってきます。
ただ、1つ言えるのは「最初のうちは柔らかい方が無難」ということです。
具体的にはナイロンであれば46~50ポンド程度で試すのがよいと思います。
が、正直に言って一番良いのは「お店で相談して決める」です。
ぜひ一度ショップにいって相談してみてください。