ちょっと気分転換にと思い、久々に普段使いのラケットのストリングを変更してみました。
「張り替えた」のではなく、ストリングの銘柄を変更したという話です。
そこで気づいたこと、思ったことを今回は紹介したいと思います。
ストリングによっての変化(わかりやすいもの)
ストリングを変更するとなった際、多くの人が気にするのは主には次の点だと思います。
特に多くの人は打球感を意識している気がします。
あとは「スピン系」か否かという会話もよく出てきます。
今回、私が感じた差異はこのいずれでもありませんでした。
それが何かというと「弾道」でした。
ビフォーアフター(何を使っていたか)
もともとは「ハイパーGソフト」のゲージ1.20を使用していました。
皆さん大好き、蛍光グリーンの多角形ストリングですね。

使っているラケットはEzone98の旧型です。
で、今回変更してみたストリングは「ポリツアーREV」の1.20でした。
Yonexの多角形ストリングで「シリコンオイル」を内部に浸透させるSIF製法が用いられています。

パッケージの裏側、、、だと分かりませんね(;^_^A
形状こそ若干違いはありますが、どちらも多角形のスピン系ストリングですし、そこまでの差はないかなと思っていました。
弾道が異なる
実際に打ったときに思ったのは「ポリツアーREV」の方が「弾道があがる」ということ。
回転がかかっている感覚や飛び感は大差ありませんでした。
が、なんだかボールが浮くというか、ネットの高いところに飛んでいく。
私はそもそもがフラット寄りのスイングなので、スピン系のストリングを使っても低弾道でネットすれすれを狙うプレースタイル。
しかしながら、、、いつもよりボールが上に飛んでいく。
慣れの問題もあると思いますが、うまく高さをコントロールできない(-_-;)
どちらがよい、悪いの話ではなく、同じスピン系の多角形ポリエステルストリングでも製品によってこれだけ差が出るよということです。
ストリングによる補正(バフ)
今回の弾道の違いはまさにSIF製法によるスナップバックの差かなと考察しています。
ハイパーGに比べてポリツアーREVの方がストリングが良く動き、その分弾道が上がる。
弾道があがる=ネットミスが減るということで、メリットもあります。
しかし、私の場合はフラット寄りのストロークが主体のため、弾道があがることはデメリットでした。
回転が多くないため、弾道があがるとダブルスだとボレーされたときに上から打たれるし、バックアウトのミスも増えてしまう。
もちろん、スピン系ストローカーにとってはより回転量が増えるとか、深いボールが打ちやすいといったメリットと感じる人もいると思います。
同じスピン系ストリングといっても製品によってかなりフィーリングが変わってきます。
よっぽど感覚があっていれば変更する必要はないと思いますが、1つ試して「何か違和感あるしやめておこう」ではなく、同じような系統であっても色々と試してみてもらったらよいのでは?と思います。
コメント
いつも楽しく読ませて貰ってます
記事の内容とは異なるので申し訳ないのですが、張り方についてお聞きしたいことがあります
同じポリガットでゲージ違いのハイブリッド(横糸に細いもの)を試そうと考えていますが、太さが違うとテンションの出易さや面圧等にも違いが出ると思います
そこで縦と横のテンションは同じでいいのか、それとも差を出すべきなのか迷っています。(普段は基本縦横45Pです)
そういった時はどのように張られていますか?突然ですみません
コメントへの返信が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
ご指摘の通り、ポリガットのゲージ違いを組み合わせる場合、面圧は同一を組み合わせるよりも細い横糸を入れた方が低く感じる形になります。
横糸が細い分、スナップバックがしやすく、ガットが動くため、飛びやすく、ホールド感も出やすいというのが主な要因です。
これは私の私見ですが、まずはテンションは変えずにゲージ違いのハイブリッドを試されることをお勧めします。
縦横のゲージを同一で張った時と横を細くしたときの差がわかりやすいからです。
ゲージだけでなく、テンションも変えてしまうと、打感の差が何に起因するかがわかりづらくなりますので、まずは縦横のテンション同じを試す。
そのうえで次を検討される方が方向性が定まりやすいと思います。