ラケットの選び方~フェイスサイズ編~

結論編「100~105インチを選びましょうと」記載しましたが、
ここではフェイスサイズに関する説明をしていきたいと思います。

フェイスサイズってなに?

フェイスサイズ(面の大きさ)はラケットにガット(糸)を張り、
ボールを打つことができる部分の面積です。

特徴としては、サイズが大きいほど飛びやすく、パワーがある一方、コントロール性は落ちます
一方、サイズが小さいほど、パワーは落ちますが、コントロール性が良くなる傾向があります。
それ以外にも特徴がありますので、次でまとめます!

特徴をまとめると…

簡単に特徴をまとめると以下の表のようになります。

 小さい大きい
ボールの飛び飛ばないよく飛ぶ
スイートエリア狭い広い
コントロール性高い低い
操作性よい劣る

ボールの飛びについて

テニスは「ボールを飛ばせば勝ち」ということはありません。
そのため、「ボールが楽に飛ぶ=良いラケット」ということにはなりません。

大切なのは、あなたがボールを打った時の距離感を調整できるか?ということです。

よくあるのは、力の強い人が面の大きいラケットを使うと、ボールが飛びすぎてしまい、
アウトしないよう、ボールにラケットを当てるだけのテニスになってしまうケースがあります。
これではなかなか正しいスイングを覚えることができません

スイートエリアについて

ボールをとらえたときに、適切に飛ぶ部分の面積の広さです。
感覚的にご理解いただける人もいると思いますが、
芯を外したらボールは正しく飛びません。

大きいラケットほど、打点のずれに対する許容範囲が広いため、
ボールが飛ばないというミスは少なくなる傾向にあります。

ただし、本当にきちんとボールが飛ばせる(コントロールできる)エリアは1点
なりますので、面の大小での優劣はほとんどないと言って差し支えないと思います。

コントロール性について

ここでいうコントロールというのは、「飛距離」と思っていただければよいと思います。

面の小さいラケットは「ラケット自体のボールを飛ばす力が弱い」ので、
「使用者が加えた力の分だけ飛ぶ」イメージになります。

そのため、打った分だけ飛ぶというイメージになるため、
コントロールしやすいと感じるプレーヤーが多いです


一方、面の大きいラケットは「ラケット自体がボールを飛ばす力が強い」ため、
「使用者が加えた力+ラケットの力でボールが飛ぶ」イメージとなります。

そのため、思っているより飛ぶことがあるため、
コントロールしづらいと感じやすい傾向があります


もちろん、コントロールできないということではありませんので、
あくまでもある程度打てるようになったときのイメージだと思っていただければ結構です。

操作性について

操作性は重さやバランス等、他の要素も絡むため、一概に言い切ることはできません。
そのため、面の大小で影響を受けやすい「ふり抜きの良さ」について記載したいと思います。

いきなりですが、「大きいうちわ、小さいうちわ、さてどちらが振りやすいでしょう?」

そう、「小さいうちわ」の方が振るだけだと楽ですよね!
空気抵抗の問題ですね(^^)

これ、実はラケットも同じなんです。

面が大きい方が空気抵抗が大きくなるため、ふり抜きは悪くなります

そのため、スイングスピードを出せる、ある程度力のある方が使用すると
面の小さいラケットの方が振りやすいと感じることが多いです。

結論として

ここまでラケットのフェイスサイズについて特徴を記載しました。

大小いずれにもメリット、デメリットはありますので、何を優先するかで選択は変わります。
が、一番バランスがよく、初級者~上級者まで使えるモデルというのが100インチのモデルで、
各メーカーからラインナップされているのです。(俗にいう黄金スペックというやつです)

そのため、私としては100インチ~105インチあたりを選ぶことをお勧めしています。
(基本は100ですが、女性等で力に自身のない方には100~105をお勧めしています)

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