独特のシャフトの捩じれが話題になったXシリーズを打ってみました。
発売時から興味はありましたが勤務先に試打がなく諦めていました。
が、この度メーカー様協賛の試打会開催に伴い、入荷したので早速使用しました!
感謝!!
今回は最も気になる100inchのX100とX100Tourの2機種を打ち比べしました!
【インプレ】ねじれラケット X100、X100Tour(Prince)打ち比べ
ラケットのスペックについて確認
まずスペックについてです。
実はこの2本、スペックに大差はありません。
どちらも非常に使い勝手の良いスペックとなっており、重量とバランスが少し違うだけです。
ちなみにTourが100inch、300gmの黄金スペックとなっています。
名称 | X100 | X100Tour |
フェイスサイズ | 100inch | 100inch |
平均ウエイト | 290gm | 300gm |
バランスポイント | 325mm | 320mm |
全長 | 27inch | 27inch |
フレーム厚 | 24.5-24.5-20mm | 24.5-24.5-20mm |
ストリングパターン | 16×18 | 16×18 |
発売時期 | ’18/8 | ’19/8 |
価格 | ¥44,000 | ¥44,000 |
以下で説明していますが、スペックに表せないテクノロジー面で差があります。
X100とX100Tourの差~採用テクノロジーの違い~
ではこのXシリーズに搭載されているテクノロジーを見ていきましょう。
いずれの説明もメーカーHPからの引用となっております。
プリンス公式HPはコチラ
Twist Power Technology(X100、X100Tour)
捩れを持った特殊な形状が、フォア面とバック面で最大11%もの撓り(しなり)の差を生む。
フォア面では強い弾きを、バック面では撓りによる伸びを持った打球を打つことができる。
パラレルホール(X100、X100Tour)
スウィートエリアが(特にトップ方向へ)拡大。
スウィートエリアとヒッティングポイントがリンクし、パワーとスピン性能をアップします。
2ピーススロート(X100、X100Tour)
インパクト時の衝撃を軽減し、ストリングスの振動を抑える2ピース構造のスロート
TTT~Triple Tube Technology~(X100Tourのみ)
3つのチューブ構造が面剛性をあげ、両サイドのコアが打球感を改善し、振動も吸収。
上級プレーヤーの好む打球感と面安定性を高めている。
Xシリーズのコンセプト~シャフトのねじれは一体!?~
今とりあげた”Twist Power Technology”というのが、シャフトのねじれの名称ですね。
他メーカーにないプリンスのXシリーズ独自の技術です。
一言でいえば、”フォアとバックで異なる性能を発揮するラケット”となっています。
フォア側は剛性が高くなっており、ボールにスイングのパワーを伝えやすくなっています。
そしてバック側はラケットのしなりを利用したパワーアシストが得られるようになっています。
フォアは弾く系、バックはしなる系の打感が得られるラケットということですね!!
使ってみて思うこと
上級クラスのレッスンで180分(2レッスン)使用してみました。
2本ともコートに持ち込み、ボールを補充するごとに持ち替えながらレッスンしています。
写真上側がX100、下側がX100tourですね。
写真だと見えませんが、X100のシャフト外側は黒色でPrinceのロゴが入っています。
X100Tourだと銀色で入っていますね。
軽くスイング(素振り)した感覚ではそこまで差を感じませんでした。
300gmと290gmですので重くもなければ軽くもないというところでしょうか。
しかし、ボールを打った時の打感はかなり違いました。
イメージはX100は軽く弾く感じで、tourの方が中身が詰まっている感覚です。
好みもあるかと思いますが、しっかりとボールを潰すイメージで打てるのはTourの方でした。
多少早いボールが来ても負けないイメージですね!
飛距離やボールスピードでいえばどちらも同じくらいの感覚でした。
そして肝心のフォアとバックの差!!
これについてですが、正直よくわかりませんでした。
そもそもフォアとバックでスイングも違えば片手両手の差もあり感覚が異なります。
なので、ラケットの性能に差があるのかどうかは実感としてはよくわかりませんでした。
シングルスでもすれば感じ方も変わるかもしれませんが、、、
あとは慣れの問題ですが、スロート部分を持った時の違和感がすごかったです。
捩じれているのでスロート部分に添える左手が気持ち悪くて仕方ありませんでした(ーー;)
まとめると
打感としてはTourの方がしっかりととらえた感が出て好きでした。
楽に飛ばしたい方はX100の方が向いている気がします。
しっかり打ちたい派はX100Tourといったところでしょうか。
そしてコンセプトのフォア、バックで性能が変わるという点は正直実感できませんでした。
きっと違うんでしょうけど、そもそも自分のフォアとバックで球質も違えば感覚も違うので、ラケットの差なのか、自分のフォアバックのスイング差なのかがはっきりしない。
個人的な結論としては販売価格もお高いので試合のことも考えてこのラケットを2本買うかと言われると、、、別のモデルにしますというのが結論。
とはいえコンセプトは非常に面白いですし、非常に使いやすいスペックでしたので、機会があれば一度試してみると面白いと思います。
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