【生徒インプレ】Vコアプロ97＆97Dを試打

今回は生徒さんに新作のVコアプロ97とVコアプロ97Dを試打してもらいました。
試打してくれた方の属性は以下の通りです。

今回の使用ラケット

タイトルに記載の通りです！
2021年9月発売の「Vコアプロ 97」「Vコアプロ 97D」の２本です。
特に97Dの方は試打ラケも中々入ってこず、メーカー様に依頼後２週間ほど待っていました！
Vコアプロのシリーズ内において”100”が売れ筋だとすると、、、”97D”はマニア向けで生産数も控えめなのでしょう。

スペックのおさらい

今回の対象は表の左側２本ですね。
どちらもフレームは21ｍｍと薄めのフレーム。とはいえ前作より＋１ｍｍです。

97Dと97の差は”重量”と”ストリングパターン”。

とくに影響が大きいのは”ストリングパターン”の差です。
”97Ｄ”は18×20と目が細かく、”97”は16×19と一般的な設定となっています。

私も両方のモデルを試打しましたが、バランスが同じ設定のため、重量の差は大差ないという印象でした。
(多少の差は感じますが、極端に使いやすさが変わるレベルではありませんでした）
これは私がフレームのみで325gm前後のラケットを使用していることによる面も大きいと思います。
現在の使用ラケットによりこのあたりの使用感というか、評価は変わると思います。

が、このラケットのメインターゲットは力のある男性だと思うと大差ないと言ってもよいかと思います。実際、試打していただいた生徒さんも重さの差は気にならなかったとコメントしていただきました。

一方、ストリングパターンに関してははっきり差がわかるレベルでした。
後述しますが、その点に関しては生徒さんもはっきりと違いがわかると意見をくれました。

生徒さんの感想～２レッスン使ってみた結果～

”Vコアプロ97”と”Vコアプロ97D”の２本を２レッスン使っていただきました。

97に関してもらった感想がこちら

・回転はかかりやすい
・（DuelGや97Dと比較すると）ボールがよく飛ぶ
・97Dの方がふり抜きが良い
・個人的には97Dの方が好みｗ

97Dに関しての感想がこちら

・ボールを潰す感覚は圧倒的にこっち

・芯を外すと辛いし、楽をするなら97の方
・DuelＧと同じストリングパターンだけど97Ｄの方がパワー・スピンともに上だと思った
・特にサーブが楽に感じる

元々ＶコアDuelＧ97（ストリングパターン18×20です）を使用しているだけに、同じストリングパターンの97Ｄを気に入ったようでした。

私が試打した感想としては”９７の方が使える”。
しかし生徒さんは”９７Dがよい！９７はちょっと…”

やはり感想は人によって異なります。
使用者のフィジカルによる部分もあると思いますが、一番大きな要素は”今なにを使用しているか”だと思います。

比較対象の差が感想の差につながる。
なので、やはりレビュー記事は参考程度にとどめていただき、ご自身で試打した上で納得して購入してほしいなというのが正直なところ。

今回、生徒さんと自分自身でも試打して思ったこととして、、、

・このシリーズ全体に言えることとして、Ezoneのようなパワーがあるフレームと比較するとパワーは控えめ。イメージではEzone98＞＞Vコアプロ100という印象
※Vコアプロ104はパワーはあったのですが、ちょっと軽さが目立ってしまい、上級クラスの激しいラリーでは心もとないという印象でした。

・97Dはやはりハードスペック。相当振りまわせる人でないとオーバースペック。
・ただ、しっかりと打ち抜けたときの感覚はシリーズNo1。
・前作や前々作と比較すると”かなりパワーは出ているしスピンもかかりやすい”。

・97は前作よりマイルドになっており、使える層が広くなったイメージ。
・トータルバランスでいけば97か100かの２択

・104がダークホース的存在！少しストロークでは軽すぎる気もするが面白い存在！

という感じです。

まとめ

９７Dはやはりかなりのハードスペックでした。
一方、９７はツアースペックだけど比較的楽って感じ。
※クドイですが、基本的にパワーは控えめです。
　前作と比較すると楽になっていますが、EzoneやSXシリーズのようなパワー感はありませんでした。

体力に自信がある、スイングが速い、アシスト感の強いラケットは嫌い
といった要素に該当する人はVコアプロシリーズを試しても面白いと思います。

機会があれば是非一度試打してみてください♪