今回は前回簡単にご紹介したウルトラTOUR98の軽量版、「J」のインプレです。

ウルトラTOUR98と見た目は実質同じ。
スペック的には重さが290g(△18g)、バランスが330mm(+5mm)となっています。
※()内はウルトラTOUR98との比較

レッスンで軽く使用しただけですが、「ウルトラTOUR98」はほぼ310gと重量があることに加え、バランス325とかなりトップヘビー。
めちゃくちゃ使うのが大変でした。
今回の98Jは290gで325mmと、スペックだけを見ると相当扱いやすそうに見えます。
※あくまで98Jとの比較感です。
とはいえ、他メーカーの290g程度のモデルと比較しても遜色ないバランスかと思いますので、比較的使いやすそう。
例えばYonexのEzone98Lは285gで330mmなので、、、ま、似ているかな?といった感じ。
ちなみに、、、ウルトラTOUR98に関していえば308gで325mはかなりレアだと思います。
他メーカーでいえばYonexのEzone98は305gで315mm。さらに重く、さらに頭でっかちなバランスなので、こちらは相当なスペックと言える。
さて、使ったみたらどう違うのか。早速試していこうと思います!
ウルトラTOUR98Jをレッスンで使用
まず、最初に性能云々の前に「使えそうか、厳しそうか」という話です。
持った時点で前回使ったウルトラTOUR98よりかなり取り回しがよく感じます。
普段使っているラケットが320gでバランスが300mmあたりなので、それと比べるとトップが重く感じますが、全体重量が290gと軽量のため、非常にバランスがよく思えました。
実際、球出しやボレストで使用していても「これなら慣れたら使える」という印象でした。
※TOUR98はトレーニング必須(今のままじゃ使えない)と感じましたが、こちらはその印象はなかったです。
実際、普段285g~300gあたりの重量のラケットを使用している生徒数名に持たせてみましたが、「重く感じる」という声はありませんでした。
また、こちら0.25inchロングのラケットですが、誰も長いという事実には気づきませんでした。
ですので「フレーム厚22mm」と「ストリングパターン18-19」という少しハードヒッター向けな仕様が気にならないのであれば「普通に使える」という評価になると思います。

ストロークしてみて
次に打球感や飛び感について。
やはり中厚黄金スペックのラケット(ピュアドライブやEzone100、ビースト等)と比較するとフレームも薄く、ストリングも目が細かいので「ラケットが飛ばしてくれる=楽に飛ぶ」という印象は薄い。
どちらかといえば捕え感がしっかりとある、スイングでしっかりコントロールしていくタイプと感じました。(バボラでいえば「ピュアストライク」、Yonexでいえば「パーセプト」といった系統)
ただ、厚く捕えて振っていくと、トップヘビーな設計も手伝ってくれて気持ちよくスイングできました。振ったなりに素直なボールが飛ぶ印象でした!(逆にいえばアシスト力はそこまでない)
とはいえ、ガチガチの競技スペックラケットという印象はないですし、中級くらいの生徒さんにもこのラケットなら使ってもらえそうだなという感じでした。
あと、なによりデザインが結構生徒内では好評でしたw
ボレーしてみて
これは、、、普段のラケットとのギャップも大きいと思いますが、やはりトップヘビーなラケットでのボレーは辛いですね。
難しいし、速いボールに対してラケットが間に合わない感じになるときがありました。
俊敏性や操作性を優先するならこのラケットではない気がします。
※個人的にはレザーグリップにしたら面白そうだなとは思いましたけど。
とはいえ他のラケットもそうですが、頭に重さがある関係で間に合ってしまえば「力負けはしにくい」ということも言えます。
このあたりは慣れなんでしょうね。私はずっとトップライト派なので(-_-;)
ストロークはすぐに慣れていけそう!と思いましたが、ボレーは辛かったです。
まとめ
レッスンで使用したのでそこまで多く打つことができませんでしたが、TOUR98と比較すれば「随分扱いやすいラケット」と感じました。
生徒さんにも好評(デザインが受けていました)。
使ってみた生徒さんも違和感なく使っていただいたので、やはり最近はやりの290g前後で330mmくらいのバランスのラケットを使っている方からすれば「そう違和感なく使える」となるのだと思います。
ただ、前述のとおり「少し目が細かく、フレームも薄い」ため、少しハードなスペックと言えると思います。
ある程度、しっかりと自分から振っていける方がターゲット層になるのだと思います。
是非一度お試しくださいませ!
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