4月下旬に発売となったバボラのピュアストライクVS。
ボックス形状のラケットが好きと公言し、ひたすら角ばったフレームのラケットを試しまくっている中級の生徒さんが試打ラケを持ってきてくれたのでインプレ記事にしてみました。
※ピュアストライクVSについてはこちらからご確認ください!
もともと、競技志向が強めなモデルのピュアストライク。
その中でもVSはさらに競技志向を高めたかなりのハードスペックモデルとなっています。
今回、生徒さんがショップから借りてきた試打ラケのセッティングを確認すると、ピュアストライクVSにテクニファイバーのナイロンストリングである”XR3”を46ポンドで張り上げたものでした。
まず生徒さんが80分のレッスンで使用した感想がこちら。
・このタイプのラケットにしては扱いやすい
・通常のピュアストライクより打感が柔らかく感じる
・とはいえ、、、使いこなすのは難しい
(普段使っているラケットが優しく感じるw)
レッスンを通してみていて「明らかにしんどそう」といった感じは受けませんでした。
普段とそんなにボールの質も変わらない印象。
ただ、普段よりしんどいラケットを使って普段と変わらないなら、、、
いつものままでいいじゃん?ってことなのでしょうか。
やはり、こういった薄くて重ためのラケットはかなり振りまわすのに求められるものは多いです。
が、ボールを潰して打てた時の打感は格別ですし、夢がありますね!
借りて試打しました
私も興味があったので、生徒さんに少しお借りして試打してみました。
主な感想は次の通りです。
・持った瞬間、ずっしり感が手に伝わってくる。中身が詰まっているという印象を受ける。
⇒日常使用しているEzone98と比較したら、単純な重さはEzoneの方が重い(フレーム320gmに重量化しているため)。ですが、ピュアストライクVSの方が詰まってる感が強い。
・こするようなスピンより、ボールをガンガン潰して打ち抜くような打ち方が向いている。
・きちんと振りぬいた際のボールの納まりがすごくよい。
・一方、ディフェンスに回った際に威力を出すのはしんどい。
⇒特に走らされると中々つらい。Ezoneではしのげる場面もVSだと凌げない(;^_^A
結論的に、私の技術、体格では使えるけど、、、試合の中で使いこなすのはきつい。
実戦投入は厳しいな~~~( ;∀;)。
というのが私の感想です。
特にシングルスを考えると、トレーニングが必要に感じました。
慣れもあるとは思いますが、この手のラケットはやはりユーザーを選ぶなという印象ですね。
スイングスピードがあれば収まりもよく、コントロール性が高いので使いやすいという印象になるんだろうなと思いましたが、、、あいにく自分にそこまでの体力、体格はないので。。。
ラケットって難しいですね。
<追記>
同じピュアストライクシリーズという点での比較ですが、初代ピュアストライク(オレンジ×黒)のモデルはかなりフレームが硬く、フライパンラケットだと思った記憶が強くあります。
↓このモデルですね。異常にフレームが硬く、カンカンな打感だった記憶しかありません。
現行はこれからどんどん柔らかい方に寄せてきていますが、VSはやはりピュアコントロールに戻った感がある打球感だと思います。
よくしなるとか、めっちゃマイルドというわけではありませんが、box形状のフレームの良さ(掴む感じ)とある程度の弾き感を両立させにいった結果がこの新しいピュアストライクVSなんだろうなと思いました。
デザイン的に非常にカッコイイですし、ハードスペックではあるものの、使える範疇ではあると思います。
実戦を考えると、前述の通りある程度体格がある、技術があるといった人の方が向いているとは思いますが、「ふり抜きのよいラケット」を求めている人や、「収まりのよいラケット」を考えているという方は一度試してみてもよいと思います!
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