テニスをしているとガットが切れることがあります。
真ん中で切れることもあれば、フレームショットで角切れすることもあります。
が、正直どこで切れていても”ガットが切れた”ことに変わりはありません。
問題は”切れた後にどうするか”です。
勤務先でよく見かけるのですが、多くの方がガットが切れた”そのままの状態”でラケットを預けたり、持ち帰ったりしています。
こちらでも記載しましたが、テニスラケットのフレームは変形します。
短時間であればそこまで心配しなくてよいでしょうが、長時間放置はまずいです!
<検証>ガットが切れると本当にフレームは歪むのか
ちょうどガットを切る予定があったので実際に試してみました。
まずは切る前の状態で計測!
このバボラのラケットでは横が約26cm、縦が34cm弱でした。
センターで切れたことを想定して縦のガットを切断し、再度計測しました。
縦のガットを切った状態では横が26cm弱、縦が34cmとなりました。
先ほどと比較し、わずかですが縦長の形状になっています。
この状態では、本来のラケットの形ではない状態で不均一にフレームに力がかかってしまいます。
最近のラケットは素材も良いため、この程度で折れる心配はほぼありません。
しかし、もちろんこの状態が推奨されるわけはありません。
ガットが切れたら、自分でハサミを入れよう
ガットが切れた場合は、可能な限り早くハサミ等でガットを切ってあげてください。
次の写真のように、縦、横ともに中心部分で切ってもらえばOKです。
※メジャーで縦糸の切断部分が隠れていますが、全て切断済みです。
なお、ガットを切るときですが、先に横糸を切ることをお勧めします。
理由としてはテニスラケットは縦につぶれることを前提に作られているからです。
※ガットを張る際は縦→横の順で張りますので、縦の潰れが前提となります。
張人試験の講師の方曰く、横糸を先に張る実験をしたところラケットが折れたそうです。
3度試して3本ダメにしたということでした。。。モッタイナイ(;;)
まとめ
ガットが切れている=不均一にテンションがかかる状態=フレームは歪みます。
即折れる等の事態にはならないと思います。
が、ガットが切れた状態のラケットでテニスをしたり、長期間そのまま放置することは絶対にしないようにしましょう!!
ハサミで構いませんので横→縦の順にガットを切り、フレームにかかる負荷を取り除いてあげてくださいね!!
※ポリエステル系のガットはニッパー等で切断することをお勧めします。
ハサミだと結構力が必要で手が痛い可能性がありますので、、、
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