【インプレ】TF-X1 300(テクニファイバー)について

インプレ#ラケット

最近、異常に忙しく更新が止まっておりましたが、久々の記事UPです。

今日はテクニファイバーから発売された新製品、TF-X1のインプレです。
このラケットにおけるメーカーの売り文句は以下の通りです。

1.安定性・ミスショットの軽減・快適性に優れた“革新的なパワー系ラケット

2.新しいフレーム形状を採用し、パワーと安定性能を向上

3.オフセンターでボールを打ってもボールスピード・コントロール性を維持

4.X-Dampの振動減衰効果により、身体に悪い振動を36%抑制

 
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TF-X1のインプレを始めます!

まずは見た目の第一印象から・・・

白色がメインのフレームに大きめなロゴ、そして差し色に蛍光イエローが使われているデザイン。
遠目にみたらプリンスのツアーシリーズのように見えなくもないですが、、、
白いフレームのラケットにしては派手という第一印象です。

フレームも結構分厚く感じます。
自分のEzoneと比べてみましたが、、、かなり太く感じます。

かなり肉厚でメーカーの売り文句通り”パワー系”であることが想像できる見た目となっています。
また、見た目で一番特徴的なのはグリップのエンドキャップ部かと思います。
また後述しますが、テクニ社の独自技術である”X-Damp”によるものです。
ちょっと、、、試合でフィッチしづらいかなと思ったり( ´艸`)

スペックを確認しておきます

このラケットのスペックを確認しておきましょう。

名称TF-X1 300TF-X1 285 TF-X1 275
フェイスサイズ100inch 100inch105inch
平均ウエイト300g285g275g
バランスポイント320mm330mm330mm
全長27.0inch 27.0inch 27.0inch
フレーム厚23/25/24 mm 23/25/24 mm23-25-24mm
ストリングパターン16×1916×1916×19
発売時期 ’21/8/5 ’21/8/5’21/8/5
品番TFRX111TFRX112 TFRX113
価格35,200円(税込) 35,200円(税込) 35,200円(税込)

スペックを確認するかぎり、「フェイスサイズ」と「重さ&バランス」が調整されているだけで、フレーム厚や長さ、ストリングパターンは同じ設定となっているようです。

他のメーカーを見ると同じモデルで主さが違う場合、フレーム厚が異なるケースが多いのですが、こちらはフレーム厚(形状)は同じとなっている珍しいパターンですね!

レッスンで実使用してきました

初中級のレッスンで使用してきました。

メーカーからお借りしている今回のラケットですが、ストリングは最初からXR3が張られていました。
メーカーからお借りする試打ラケはわりとメーカーのお勧めストリングが張られていることが多く、いいストリングで試せるのがうれしいポイントです♪

XR3というストリング、結構生徒さんにも人気な印象で、個人的にもお勧めのストリングです。
マルチストリングで柔らかさもあるのですが、弾きがよくパワーがあり、女性や中級くらいまでの男性にお勧めしやすいストリングとなっています。
(もちろん上級者で使用される方もいますが、耐久性が辛いかなと、、、)


全体的な印象として

印象として1番残ったのは、セールスポイントの通り、”パワーあるラケット”という印象でした。
軽めに打っても楽にボールが飛んでいきますし、多少センターを外してもしっかりと押し返してくれるラケットでした。

ただ、個人的には普段使用しているラケット(バランスポイントがおそらく300mm前後)とのギャップが大きく、ふり抜きが非常に重い(鈍い)ラケットという印象でした。
もっさりしているとでもいいましょうか。。。
ちょっとヘッドが出てくるのが遅れ気味になる傾向にあるラケットかなと思います。
同じ100インチでもピュアドラなんかはもう少しふり抜きがよいと思ったのですが、、、

とはいえ、これは普段何を使用しているかでも変わるので、トップライトが好きな方には向かないかなというくらいに考えてもらえればよいと思います。

気になったこと

使用してみて気になったのは2点です。
1つは前述した、ふり抜きがあまりよくない印象というのが1つ。
そしてもう1つは、このラケットの特徴でもある振動吸収性。

このラケットにはX-Dumpというテクノロジーが搭載されています。
特徴はメーカーHPによると”手首や肘への負担を軽減し、快適なフィーリングを 実現する振動減衰テクノロジー”と紹介されています。

具体的にはグリップの内部に低周波の振動をカットする機能をもたせることで、手に来る振動を約36%カットするというもの。

こちら、、、正直よくわかりませんでした。
普段はEzone(yonex)を使用していますが、VDM(ヨネックスの振動抑制テクノロジー)の方が優秀な気がします。

低周波なのかはよくわかりませんが、このラケットの方が振動は伝わってきました。

この点は、、、あまり恩恵を感じることができなかったというのが正直なところです。
ご参考までに。

よかった点

ふり抜きの良さとトレードオフなのかと思いますが、ヘッドの重さがあるのでボールに力負けするシーンは少なかったです。

とっさのブロックボレーなどが楽に飛んでいくのはメリットかなと思います。
わざわざ自分で押さなくても弾いてくれる印象ですかね。
このあたりはXR3というストリングの恩恵もあるとは思いますが、ダブルスを考えると非常にありがたいです!

あとはデザインがかなり個性的なので、人と被りづらいのがメリットと言えるかとw
テクニのラケットはあまり出回っていないので人と違うモデルを使いたいという方にはお勧めかな!
うちのスクールでも私が知る限りこのラケットの販売実績は1本w
スクール的にはうれしくありませんが、、、人とあまり被りたくないのであれば選択肢にいれてもよいと思います。

※あとは生徒さんが使用しているところでいうと”ダイアデム”、”ケネックス”、”TENX”あたりがマイナー派でしょうか。

総評すると

たしかに売り文句の通りパワーはあるラケットだと思います。

が、それ以上に惹かれる要素は個人的にはありませんでした。
デザインが好みだったら選んでみても面白いのではないでしょうか。

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