【インプレ】New CX200 

インプレ#ラケット

1月23日に発売となるNewCX200の試打用ラケットが入荷したので早速試してみました!!
※打つことに熱中した結果、写真を撮り忘れましたw

広告
広告

CX200に関して

基本スペック

発売日:1月23日
フェイスサイズ:98インチ
平均重量:305g
バランスポイント:315mm
フレーム厚:21.5mm
定価:33,000円

特徴

フレックスブースター(新技術)

フレックスブースターとは「制振ゴム」をラケットに組み込んだ技術のことのようです。
この技術により従来モデルより「打感が柔らかくホールド感が強くなった」とのことです。

スロート部を含むラケットのカーボン層の間に制振ゴムを応用した「フレックスブースター」を新たに搭載しました。これにより、面ブレやパワーロスを抑え、これまで以上のしなりやホールド感を実現し、振動減衰率も約10%向上しました。

(DUNLOP オフィシャルHPより引用)

パワーグリッド

ひとことで言えばダンロップ独自のストリングパターンの名称です。
特徴は”フェイス先端部のマス目を拡大し、中央部のマス目はストリングの密度を高めた独自のストリングパターン(特許出願中)を採用。これにより最大パワーをキープしながら、先端方向への反発性の向上を図り、スイートエリアも約30%※拡大”(ダンロップHPより引用ということです。

従来のCX200のコントロール性能を活かしつつ、昔のダンロップのラケットのような”打感の柔らかさ”を取り入れたモデルのようですね!
「特許出願中」は「特許取得」ではありません。
あくまで「出願中」です。
独自色を前面に出したいのかもしれませんが、各メーカーともにストリングパターンは工夫しているとことですし、スイートスポットの拡大やトップに寄せる技術を出していますので、それほどありがたがる技術ではないのではないでしょうか?
 
~2021年2月11日追記~
過去のダンロップのニュースリリースを見ていて気付きましたが、前作のプレスでも特許出願中として記載されていました。
いったいいつから出願しているのでしょう?謎です!!

いざ、試し打ち♪

ガットはウイルソンのシンセティックを48-46で試打直前に張り上げました。
本当はポリを張りたかったのですが、お客様も使用するDEMOラケットのため、諦めました。

ストローク

新旧のCX200を両方コートに持ちこみ、交互に使用してみました。

率直な感想としては「アスリート向けモデルというだけあり、アシストは少なく、自分からしっかり打たないとダメ」なラケットという印象でした。
YONEXでいえばVコアプロ、ヘッドでいえばプレステージあたりのアシスト加減に似ています!

前作も同様でしたが、パワーがある、スイングの速い選手層向けという感じです。

しかし、新旧比較では「柔らかさはUPしている」こともわかります。
ボールがラケット面に少し乗る感覚があるという感じでしょうか。

そのため、低いボールを持ち上げるときは前作より打ちやすく感じました。
ラケット自体のパワーはそのままに、扱いやすさが向上した印象です。

また手に来る雑振動も前作より少なく感じました。

しかし、冒頭の感想を言葉変えて再掲という形ですが、「その場で打てる余裕あるボールはいいが、走らされたり先に打ち込まれると辛いラケット」という印象です。

わたし
わたし

Eゾーン98と同じ面サイズと思えないほど、ハードスペックに感じました。
やはり私にはEゾーン等のアシスト感あるラケットの方がよさそうです。。。

ボレー

これまたアシストが少ないので、非常に難しく感じました。
普段がEゾーンなので、その差も大きいとは思いますが、、、

きっちりと打点で捕えたらコントロールもできるし、球を捕えている感覚も得られます。
が、少し芯を外した途端、飛ばずに目の前に落ちる。
というような印象を受けました。

ストロークはスイングが大きくごまかせる部分もありますが、ボレーに関してはかなりシビアなラケットだと思います。

Eゾーンも98インチですが、CX200の方が面が小さく感じました(;;)

前作との差異はボレーに関してはそれほど感じませんでした。
自分が鈍感なのかな??

サーブ

サーブは前作よりも楽に打てました。
やはり打球感が柔らかくなったことが大きいと思います。

前作よりも捕えている感があるので安心して振っていくことができますし、回転も意図的にコントロールできるという感想を持ちました。

フラットサーブできっちりと捉えたときは非常によい感覚でした!!

が、リターンに入っていたコーチに言わせると「あまり伸びがないボール」だったそうです。
やはり私ではパワー不足のようです(;;)

総評

総評は「使い手を選ぶ、アスリート向けのモデルで非常に難しいラケット」という印象でした。
スクールでいえば中級くらいまでのユーザーには正直CX200はお勧めしないと思います。

コントロール性能は高いと思いますが、アシストがなく、きっちりと自分から打っていく人でないと使いこなすのは難しいと思います。

昨日も中級のクラスで何人かに打ってもらいましたが「ボールが思っているより飛ばない」「ラケットが重く感じ、振るのがしんどい」というネガティブな意見が返ってきました。

もちろん今お使いいただいているラケットとのギャップがあるので、この意見がすべて正しいというわけではありませんが、このラケットを使えるユーザーは現在もアスリートモデルを使用している方や、それなりにスイングスピードがあり、ボールを潰せる方に限られるのかなと思います。
※人によっては初級だけどCX200(前作)を使用しているという猛者もいます。


やはりこのCXシリーズで一般的なユーザーが選ぶとすればCX400の方でしょう。
そういう意味では今回新たに追加されたCX400Tourが非常に気になるところですね!


コメント

タイトルとURLをコピーしました