【豆知識】ストリングの与えるプレーへの影響(テンション編)

ストリング(ガット)

ストリンギングをしていたところ、ストリングの張替えを検討している生徒さんから質問をいただきました。

もう少し楽に飛ばしたいんだけど、どのストリングがお勧めかしら?

質問者の使用ラケットはスリクソンのCV5.0(中厚系ラケットですね)。
使用ストリングはバボラ社のブリオで、テンションは50ポンドでした。

ラケットは変更しないことを前提に考えると、ストリングのセッティングで飛距離(パワー)を求めていくことになります。

そうすると取りえる手段としては
1.ストリングを細くする
2.テンションを下げる
3.別の種類のパワー系のストリングを選ぶ
の3つです。

あくまでも私の場合はですが、、、
別のストリングを選ぶのは、打球感等も含め変化する要素が多いため提案順位は低めです。

「打感をはっきり変えたい」とか、「コストを変化させたい」というようなストリングの種類を変えない限り実現できないオーダーがない限りは積極的には提案しません。

いつも要望を確認したうえで「テンション」か「太さ」を変化させることで希望を叶えることができそうであれば、そちらを提案するようにしています。

打感自体が大きく変化してしまうとアジャストするのが大変ですからね(;’∀’)

テンションの変更(テンションダウン)を提案してみた

今回のお客様は初中級クラスの女性の生徒さん。

何度か振替受講でご一緒したことのある方でしたのでテニスのレベルはわかっていました。
どちらかというとコンパクトなスイングで打っている丁寧系テニス。
スイングは決して遅くもないけど、、、早くもないという方です。

テンションとストリングの選択理由を聞くと「担当コーチに勧められた商品を一般的なテンションで張ってもらった」とのこと。

今回、相談を受けて最初に感じたのは「そもそもテンションが高いのでは?」ということでした。
皆さんは50ポンドと聞いてどう思いますかね?

最近はトッププロも低いテンションで張っていることが知られ、低めを指定する方も増えた印象です。
が、これはあくまでもテニスに関する情報を自分で集めるようなテニス好きの話。

スクールに週1とか健康のために通っているよというような方は知らない方が多い。

そして、ラケットに記載されている適正テンションも45-60ポンドとか50-60ポンドというモデルが多いこともあり、「とりあえず50ポンド」となっているケースが多い気がします。

テンション50ポンドは標準的なのか

正直、使用しているラケット、ストリング、そして使用者の体格やレベルによって答えが変わります。
が、基本的に最近のモデルのラケット(デカラケを除く)でスクールの中級くらいまでの方に対しては「44~48ポンド」をお勧めしています。

特にポリ系のストリングを張る方はテンションを落とした方がよいことが多いですね。

私は自分のラケットを張るときは基本的に45ポンド(縦)×43ポンド(横)で張ります。
これを基準に季節やストリングの種類でプラスマイナス2ポンドくらいの幅を持たせています。

ブリオもマルチストリングで柔らかいモデルではありますが、、、
正直50ポンドで張るのはあまりお勧めしていません。
(クドイですが中級くらいまでの方に対しては40ポンド台半ばを推しています)

実際、私の担当の生徒さんで、ずっと50ポンドで張っていたという方が40ポンド台半ばに落としたところ「打感が良くなってボールが飛ぶようになった」と感想をくれている方も多数います。

30ポンド台にしてみようかなと言われたのは流石にやり過ぎだと止めましたが( *´艸`)

特にスイングが速い男性や軟式をやっていた方はまだしも、、、
そうでない場合は40ポンド台半ばくらいのテンションを試してみてほしいと思います。

その場合は、今までのテンションに対し、5%~10%程度落とすと差がわかりやすいと思います。
「ボールを捕えた感がない」という方は現在のテンションが高すぎる可能性が高いので、次回張替え時に是非コーチやお店の方に相談の上、試してみてほしいと思います。

特にこれからの気温が低くなるシーズンはボールも硬くなるため、テンションを落とすこと推奨です!!

まとめ~テンションによる影響~

 テンション低い  テンション高い 
飛び よく飛ぶ 飛びづらい
 打球感  柔らかく感じる 硬く感じる
打球音 低い音 高い音
振動 手に伝わりづらい  手に伝わりやすい 

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