HEADのラケットはメーカー側でCPIという数値が設定されています。
要はどのくらいパワーのあるラケット化を可視化してくれている。
色々なシリーズがありますが、シリーズを超えて自分のレベルにあったラケットを選びやすくしてくれている。
※CPI別のラケット紹介はこちらの記事を参照ください。
今回は同じCPI、つまりパワーとコントロールのバランスがメーカー的に同じだよ!って言われているラケット2本を用いて、インプレを行っていきたいと思います。
前々別のコンセプトのモデルなのにおなじCPI。
「本当に同じカテゴリーなの?ということを体験してみた」ということですね!
生徒さんにも協力してもらって行いましたので是非参考にしていただければ幸いです(^O^)/
ラケット紹介
今回使用したラケットはCPI=500の2本です。
1.エクストリームMP
2.プレステージMP L
スペックだけで言えばほぼ同じ。
ただ、大きく異なるのはフレーム厚です。
エクストリームがラウンド形状の中厚フレームで最厚部分が26mm。
対してプレステージは21.5mmフラットのボックスフレーム。
写真だと少しわかりづらいですが、スロート部分だけを比較してもかなり差があります。
人気どころでいえばバボラのピュアドラとピュアストライクを並べた印象。
レッスンで試打してみました
まずは生徒さんの感想から
ウォーミングアップの球出しの際にコート後方に置いて生徒さんに自由に打ち比べてもらいました。
感想としてもらったのは次の意見です。
まずはエクストリームMPから。
・打球感が柔らかい。悪く言えば打っている感覚が少し希薄で不安。
⇒どのあたりで捕えたかわかりづらいとのことでした。
・ボレーやスライスに関しては球のホールド感がしっかりあり、楽に飛ばすことができた。
つづいてプレステージMPL。
・フレームの薄さの割にしっかり飛ぶし、意外と扱いやすい
ある程度スイングスピードのある男性の生徒が使用する場合においてはプレステージMPLの方が安定して良いボールが飛んでいました。
コートに収まりがよかったですね。
フラット系のスイングをする生徒が使う分にはエクストリームよりプレステージの方がバランスがよいのでしょう。
一方でスピン系のストローカーが使用していたのを見ていると、エクストリームの方が合っている雰囲気でした。
やはりプレステージも問題なく使用できていたのですが、軌道がエクストリームほど持ち上がっていませんでした。
しっかりと回転をかけて押し込んでいくスタイルにはスピン系ラケットのエクストリームの方があっていたようです。
ある意味、メーカーのコンセプト通りなので当然といえば当然ですね。
まとめ
同じCPIの2本を打ち比べてもらったのですが、結論的に使いやすさはどちらも似たレベルにあるということがわかりました。
ボールの飛ぶ感覚はどちらもよかったです。
※初中級の生徒さんでしっかり飛ばせるレベルです。
あとは感覚というか好みの問題。
フラット系のスイングをするなら「プレステージ」。
スピン系のスイングをしているなら「エクストリーム」があう傾向にある。
あとは打感が硬めが好きか、柔らかめが好きかといったところ。
ストリングとの相性もあると思いますが、やはり各シリーズの特徴を抑えた上で比較するとラケットを選ぶ際の助けになると思います。
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