今回は生徒さんが同じメーカー(Babolat)のアディクション(ADDIXION)とエクセル(Xcel)を打ち比べしたので、その結果について書きたいと思います。
同じメーカーの同じ系統のストリングでどれだけ違うのか?
今回こういった打ち比べを行ったのは生徒さんが「同じメーカーのマルチでも性能ってかなり違うものですか?」といった質問をいただいたから。
この生徒さん、元々エクセルを使用されていたのですが何があっているか等わからず、以前の担当コーチが勧めてきたという理由だけでエクセル一択で選択していたようです。
最近の悩みとしては、主に以下2点を思っていたとのこと。
![40代男性(初中級クラス)<br>](https://classic-tennis-style.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
・アウトが多く、弾道が上がり過ぎる気がする
・打球感がもっとあってもいいのでは?
なお、使用ラケットはBeast O3の100inch(プリンス)と比較的パワーのあるラケットをお使いです。
ストリングの基本スペックを確認する
まずは今回比較した2本のストリング(共にBaborat)のカタログスペックを確認です。
アディクション(ADDIXION)
![](https://classic-tennis-style.com/wp-content/uploads/2022/11/image.png)
こちら、パッケージの写真ですが大きく「COMFORT」と記載があります。
ようは「快適性」を重視していますよという自己主張。
メーカーHPの商品説明によると…
ネットだと並行輸入品がやはり買いやすい値段となっており、それぞれ以下の通り半値前後で購入可能です。
エクセル(Xcel)
![](https://classic-tennis-style.com/wp-content/uploads/2022/11/image-1.png)
こちら、パッケージの写真ですが先ほどと異なり「COMFORT POWER」と記載があります。
ようは「快適性」だけでなく「反発力」があるというという自己主張。
メーカーHPの商品説明によると…
パッケージ通り快適性(衝撃吸収性能)に加え、パワーもあるという説明になっていますね。
ネットだとADDIXION同様、並行輸入品がそれぞれ以下の通り半値前後で購入可能です。
実際に打ってみてもらいました
現在Xcelを48ポンドで張り上げて使用しているという生徒さん。
飛びを抑えたいという要望があったことに加え、初中級クラスにしてはしっかりラケットが振れていました。
なので今回はテンションを少しあげ50ポンドでADDIXIONを張り上げ。
振替できていただいたレッスン内で使ってもらいました。
アップが終わった時点で「打球感がはっきり違う。ADDIXIONの方が打感がわかる」というご意見。
ストロークの安定感という点でははっきりとADDIXIONに軍配があがりました。
ヒッティングをしていても弾道が安定し、無駄に飛ばすアウトミスが減ったという印象でした。
ボレーに関しては優劣がつけづらい状態でした。
前で見ていると正直そんな変化を感じませんでした。
本人も悩んでいたのはストロークだったのでボレーに関しては特に思うところはなかったようです。
そもそもストロークにしても人によってはほとんど差を感じないと思います。
特に普段がポリエステル系のストリングを使用している人からするとどちらも非常に柔らかさのあるマルチストリングという評価になると思います。
ですが、普段がナイロンだとこのあたりの差がわかりやすいのかもしれません。
値段を抑えるならADDIXION、パワーも控えめ(XCELとの比較ですが)。
ちょっとでもパワーを稼ぎたいならXCEL。
もちろん別のメーカーでも近いスペックの商品はあるし、完璧に差を感じ取るのは難しいので、、、
最終的には好みと信頼性w
信じるものは救われるです。
自分があってると思うストリングに出会えるといいですねという結論に至った今日この頃でした。
似たスペックであっても実際使うと感じるものは人それぞれです。
お金と時間が許す範囲で色々と試してみるのも楽しいですよ!
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