今回はラケットの「グロメット」についての雑学記事です。
関係ない、というか、こんなことになったことないという方は多いと思うのですが、意外と被害者がいます。
特に長く同じラケットを使っていると起こりえる、、、のかな?
それがこちら!
グロメットが酷いというとフレームトップ部がバキバキになっているイメージかと思います。
そうではないんですね~(;^_^A
グロメットのストリングを通している部分が折れて、というか割れてしまったような形。
で、問題はこの状態ってストリングを切らないと永遠にカチャカチャうるさいです( ´艸`)
ボールを打つ度、ラケットを振る度にフレーム側からストリング側に折れたグロメットが可動するため、ひたすら鬱陶しいことになります。
今日は地味に鬱陶しいこの状態についてお話していきます。
グロメットの破損
一番ポピュラーなグロメットの破損は「トップ部が割れる、変形する」といったもの。
ボールを打つ際に地面も打った場合にグロメットがガバっと変形したり、割れたりするというもの。
見た目は悪くなりますが、正直実害はありません。
あえて言えば、フレームとの隙間にオムニコートの砂が挟まってしまうくらい。
それとは異なり、今回のは「シンプルにうるさい」という害があります。
スイングする都度、カチャカチャ鬱陶しい。
あともう一つ、場合によりますが、フレームとストリングが直接干渉するようになってしまう可能性があります。
そうなると、フレームとストリングが直接あたりフレームまたはストリングが傷ついてしまうリスクがあります。
最悪、ストリングが切れる、またはフレームに亀裂がはいるなどの可能性もあります。
補修方法としては?
①グロメット自体を新品に交換する
一番簡単、、、というか効果抜群な方法はこちら。
グロメット自体を交換するというもの。
メーカーに在庫さえあれば2000円程度でグロメット一式を購入することができます。
ただ、ラケットによっては在庫がない(現行モデル、1つ前くらいはあるかもしれませんが、、、それ以前は諦めモード)場合は無理なのと、装着するのに工具が必要になったり、お店で依頼すると別途工賃が発生したりします。
グロメット自体の着脱はコツがいりますし、手間もかかりますが、グロメット自体は頻繁に壊れるものではないため、年単位で考えるならこれが最善かと思います。
②チューブやピンタイプのグロメットで代用する
次はピンタイプのグロメットやチューブ等、代用品で修繕する方法。
これであればメーカー在庫が関係なく、多くの場合に対応ができます。
ただ、長いスパンで考えると強度の面や次回のストリング張替え時の手間があるので、グロメット交換ができるならそちらをお勧めします。
(といっても、ストリング張替え時の手間は自分で張り替えるのでなければ関係ないですねw)
あとは荒業ですが、不要になったラケットがある場合は、そのラケットからグロメットを取り外し、必要な箇所にはまるサイズに加工して使うという手もあります。
③アロンアルファが大活躍!?
最後はこちら。正直お勧めはしませんが、ご家庭でトライできる方法です。
そう、瞬間接着剤でくっつける( ´艸`)
正直、そこまでお勧めしません。
が、手軽にご自宅で修繕できる可能性を秘めてはいます。
断面がギザギザのため、きちんと方向を確認してからくっつける必要があること。
そして、ストリングを抜いた状態で適量つけてくっつけた方がよいです。
ストリングが張った状態でトライしてもよいかもしれませんが、接着剤がストリングにも付着してしまうと困るので、、、
これに挑戦するメリットは「自宅で、手軽に」ということでしょう。
自己責任でお試しいただければと思います。
最後に
グロメットは交換が可能なパーツです。
長く使うつもりのラケットであれば、入手可能なうちに交換用グロメットを入手しておくというのもよいかもしれません。
ただ、着脱には工具もコツも必要になります。
正直、かなり面倒ではあるので対応してくれる専門店で依頼いただくのがよいかと思います。
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