生徒インプレ)SHIFT99 PRO

インプレ#ラケット

先日、私のクラスに在籍する生徒さんがNEWラケットを持ってレッスンに登場しました。
中上級クラスの50歳くらいの男性、パワーヒッター(腕っぷしでボールをしばく系)プレーヤーです。

その手にはなんと、、、SHIFT 99 PROが!

SHIFTはかなり変わった開発経緯をもつ、異色のラケットです。
プロトタイプの販売されていましたし、開発段階でトッププロではない一般プレーヤー(選手やコーチを中心にですが)からも意見を募ったりしながら開発された変わりものラケット。
メーカーの説明はコチラ。

Wilsonテニスの新シリーズ。AI設計による「スタンダードな純しなり」と「規格外の縦しなり」でパワーとスピンを融合。パワーとコントロールの両立が求められる現代のプレースタイルに適応した、ウイルソンの新時代への提案

そんなSHIFT 99 PROを打った感想をもらったのでご紹介していきたいと思います。

使用者の特徴

まずは、インプレをくれた生徒さんについて簡単にご紹介。

約50歳・男性
約50歳・男性

プレースタイル:ストローカー(フラット系ハードヒッター)
使用ラケット:TF-40 315 18M(テクニファイバー)
使用ストリング:ポリ(ノーメーカー品)
テンション:58ポンド(自分で家で張っている)

プレースタイルは記載の通りゴリゴリのパワーヒッターでフラット系。
ボールが速すぎてボレストとかすると怖い( ;∀;)
そのため、好みというかラケットを選ぶ傾向としては「フレームが薄くて、ストリングパターンが細かくて、ボックス系」というのが従来の志向性でした。
そのため、今回SHIFTを持ってきたので驚きました。

SHIFTのスペック

SHIFTのラインナップは3機種でスペックは以下のようになっています。
今回購入されたのはPROなので、最もハードスペック。

重さもですが、やはりストリングパターンが18/20というのがポイントでしょうか。
とはいえ、TF-40が元々のラケットと考えると楽なラケットとも言える、、、かな?といったところ。

TF-40と比較するとこんな感じになります。

スペック的にはほぼ同じですが、フレーム厚がSHIFTの方が厚く、また形状的にもパワーが出やすい形状となっています。
フェイスサイズも1インチですが、SHIFTの方が大きく、これだけを見るとSHIFTの方が優しい。

いや、、、優しくないところもある。
値段が( ;∀;)
お財布にはテクニ、テニス自体にはWILSONが優しいという状況ですね( ´艸`)
なお、モデル末期ということでしょうか、TF-40は実売価格で16000円程度となっているネットショップが見受けられます。ポイント還元などをうまく使える人にとっては非常にお安いのではないでしょうか。

使用した感想

生徒さんの言葉そのままに記載すると以下の感じです。

・ストロークで高い打点は良い感じに叩けてボールも収まりがよい
・低い打点は持ち上がらない ⇒ 全体的に弾道が低い球筋になりやすい
・スライスはTF-40の方が捕えた感があって打ちやすい
・ボレーはTF-40とそんな印象変わらないがSHIFTの方が助けてくれる感あり!

やはり元々使っているフレームより球離れがよいということでしょうか。
(TF-40と比較すればフレームにパワーがある)

元が薄いボックスフレームなので、そこは当然といえば当然。
扱いやすさでいえばSHIFTかなという気がします。

ただ、スペック上はわからないのですが、SHIFTのストリングパターンって相当特殊だと思います。
スロートの部分の山が5つ(普通は3~4)もあり、相当センターにストリングが寄っています。

そのあたりの影響もあるのでは?というのが所感ですね。

最後に

かなり特殊な行程を経て世に出たSHIFT。
発売当初に私もレッスンで使用しましたが、けっこう印象よかった記憶があります。

もっと人気というか、使用者増えるかなと思っていましたが、意外と周りでユーザーがいない。
見た目的にも綺麗で男女問わず使える競技志向ラケットかと思いますので、今更ではありますが興味がある人は是非試してみてください。

なお、記載の通りかなり目が細かい仕様になっていますのでスピン系プレーヤーにはお勧め致しません。
フラット系の方、どうでしょうか!?(笑)



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