ストリングは切れなくても交換すべき

今日はある生徒さんから聞かれたストリングの話。

よくスクールに在籍していると話題になるのですが、初級~中級くらいのクラスだとストリングの交換時期ってどうなの?ということが生徒間で話題になります。

これ、スクール側(コーチ)が販促で3か月に1度は交換しましょう!とか声をかけるから余計に発生しているのだと思っています。

極端ですが、「切れてさえいなければ、ずっとボールは打てます」というのが本当のところ。
ただ、「打ちやすいか」とか、「ストリングの性能は万全か」というと別のお話( ´艸`)

テンションや性能を考慮するとやはり「3か月」というのが1つの目安になると思います。
なぜそうなのかということについて、今日は触れていきたいと思います(^O^)/

テンションについて

まずはテンションについてです。
私がよく使う例えですがストリングを「輪ゴム」やと思ってください。
お菓子を開封し、輪ゴムで縛って保存する。
1か月放置したら輪ゴム、どうなっていますか?
伸びきって弾力性がなくなっていたり、モロモロになって簡単に切れたりしませんか?

そう、それがラケットに張りっぱなしのストリングのイメージです。
流石に輪ゴムほど弱くはないですが、やはり弱るのは避けられません。

ギターなどの楽器もわかりやすい。
弾いたあと、緩めるし、弾く前にチューニングすると思います。
テニスラケットはそれができない。

なんで張ってしまうと、打つ、打たないにかかわらず伸びていきます。
その目安が3か月という話。

摩耗によるストリングのダメージについて

2つ目の要素はストリング自体の傷み。
これは使用することで発生する要素です。

ボールを打つとストリングはずれてしまいます。
それが摩擦を生み、ストリングの表面を削っていきます。
積み重なると、、、切れます!当然ですね。

ストリングは表面にコーティングがされているものがほとんどです。
これによって適切にストリングが滑り、動くことで性能を発揮しています。
けずれると、、、ストリングが適切に動かず、スピンがかかりづらくなり、飛びも悪くなります。

縦、横の糸の交点がボロボロしているのがわかると思います。
こうなったらさすがに交換推奨です!
もちろん打つことはできますが、正直お勧めしません。

このストリング、張上げから3か月半経過した初中級の女性のラケットのものです。
何を張るかで削れ具合は変わってきますが、基本的に週1~2回のプレーであってもそこそこ削れることは間違いありません。

横糸をずらすとわかりやすいと思いますので一度チェックしてみてください!
溝ができたり、写真のように表面が削れていたら張替え検討開始って感じです!

まとめると

ストリングの劣化要員を大きく2つ挙げると「テンション」と「摩耗」です。
特に「テンション」はテニスをする、しない関係なく、張上げた瞬間から伸びていきますのでその点は覚えておいて損はないと思います。

切れていないなら打てる、、、が性能は別の話です。

必要経費と思って3~4か月に1度の張替えをお勧め致します。

適切に飛ぶし、弾力も損なわれないので、怪我の予防などにもつながりますよ( *´艸`)



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