先日のCX200のインプレに続き、CX400Tourを打つことができたのでインプレを掲載します。
CX400Tourについて
基本スペック
発売日:1月23日
フェイスサイズ:100インチ
平均重量:300g
バランスポイント:320mm
フレーム厚:23.0mm(フラット)
定価:33,000円
特徴
メーカーHPに記載された”売り文句”としては「コントロールに優れたパワフルなアスリートモデル。パワーだけでなく、正確なコントロールも同時に求めるプレーヤーに」となっています。
(ダンロップオフィシャルHPより引用)
このCX400Tourは今回より新たに追加されたモデルとなっています。
CX200とCX400の中間に位置するスペックとなっており、パワーとコントロールを両立した扱いやすいモデルということができそうです。
また100インチ、300gと俗に”黄金スペック”と称される、売れ筋スペックとなっているのも注目のポイントです。
ただし、このラケットはフレームがボックス形状のため、各メーカーが黄金スペックとして発売しているモデルとは少し趣が異なります。
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フレックスブースター(新技術)
フレックスブースターとは「制振ゴム」をラケットに組み込んだ技術のことのようです。
この技術により従来モデルより「打感が柔らかくホールド感が強くなった」とのことです。
スロート部を含むラケットのカーボン層の間に制振ゴムを応用した「フレックスブースター」を新たに搭載しました。これにより、面ブレやパワーロスを抑え、これまで以上のしなりやホールド感を実現し、振動減衰率も約10%※向上しました。
(DUNLOP オフィシャルHPより引用)
パワーグリッド
ひとことで言えばダンロップ独自のストリングパターンの名称です。
特徴は”フェイス先端部のマス目を拡大し、中央部のマス目はストリングの密度を高めた独自のストリングパターン(特許出願中)を採用。これにより最大パワーをキープしながら、先端方向への反発性の向上を図り、スイートエリアも約30%※拡大”(ダンロップHPより引用)ということです。
いざ、試し打ち♪
今回は新CX200、新旧CX400とあわせて打ち比べを行いました。
なお、CX400TourにはICONIC SPEED(DUNLOP)がメーカーより提供されていたため、そちらを50ポンドで張り上げて使用しました。
デモ用のパッケージが用意されているあたりが面白いですね!
中身は市販のICONIC SPEEDと同じです!
あまり時間がなかったため、今回は球出しをして打ち比べをしました。
打球感とパワー
まず打感の印象です。
前回投稿したCX200のときも感じましたが、旧CX400との比較では柔らかく感じました。
ただ、400Tourはフレームが少し(1mm)薄いので、新CX400との比較では若干パワーで劣りますが、柔らかさのお陰で軽めのスイングでもボールを捕えている感覚は出やすいと思います。
軽い球出しだけだったので細かい差異は正直わかりませんでしたが、新CX400とCX400Tourの打球感の差はそこまで大きくは感じませんでした。
ただ、パワーという点ではCX400の方が弾く(ボレーが楽)という印象はありました。
CX400tourはガットのお陰もあるかもしれませんが、ホールド感が強めの印象です。
少しフレームが薄く、RA値が低い(しなりやすい)ことが効いているのかと思います。
Tourと名がついているため、もっとハードなラケットを想像しましたが、中級レベル位の方であれば十分使いやすいのではないでしょうか!
今回はマルチガットを使用しましたが、これであればポリを張ってもそこまで苦労せず使うことができそうという印象でした。
テンション次第だと思いますが、ある程度振っていける方であれば40ポンド台後半~50ポンド程度でポリガットを張ると気持ちよくストロークができるのではないかと思います。
「CX200だと厳しい、でもCX400では飛びすぎるというプレーヤーに」とメーカーの方のコメントも以下のインプレ動画であったのですが、”たしかに”って感じですw
私が使用した感覚としても、たしかに「パワーはCX200よりあるが、CX400ほどない」というまさに中間の位置づけということがよくわかりました。
お互いのいいとこどりをしたラケットですねw
スピン性能
16×19のパターンですし、フェイスも100インチのため、使いづらさは感じませんでした。
スピンもそれなりにかかります。
※ただ、スピン性能が高いというイメージはないです。自分でかけたなりにかかるというイメージです。
前述したストリングパターンの影響もあり、中央はかなり蜜になっています。
そのため、グリグリこすり上げるようなスイングは向いているとは思いません。
ボックス形状のラケットということもあり「厚く捕えてボールを潰す」スイングの方があっていると感じました。
ストローク、ボレーともにフラット系(もしくはフラットドライブ)の厚い当たりをイメージして打つと非常にバランスがよいラケットだと思います!
また、スライスは打感が柔らかくなったことで前作(CX400)より乗せて運ぶ感覚をつかみやすく、コントロールしやすかったです。
ですので、「スピンは可もなく不可もなく」というイメージで思った方がよいと思います。
競合機種
このラケットを選ぶにあたり競合するモデルとなるのはグラフィン360+ SPEED MP(Head)でしょうか。
フレーム厚も含めスペックが同じですので。。。
ボックス形状の黄金スペックラケットですので、ボックス形状が好きなユーザーは一度試す価値ありではないでしょうか!?
現在スピードを使用している方も、打感の違いを体感してみるのもよいかと思います!!
あとは、CX400にするかCX400Tourにするかという同シリーズ内での迷いが生まれると思いますw
人によってはCX200にするか、CX400Tourにするかという迷いもありそうですね(^^)
ということで、私も今度時間があるときにスピードとCX400Tourの打ち比べをしようと思います。
~2021年2月14日追記~
CX400を実践使用したので投稿しています。
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