今回も中級くらいまでの方には参考になるだろうという練習メニューをご紹介です。
正直「上級者の方はできている」ことだと思いますし、初級でもできている人はいます。
「ユニットターン」という言葉が難しそうに聞こえるかもしれませんが、要はボールを打つ前の準備動作の1つです。
初心者~初級者にありがちな手打ちを脱却し、スムーズなスイングを覚えていきましょう!
ユニットターンとは!?
一言でいえば「テイクバックの際の体をひねる動き」のことです。
この動画(途中から始まります)の出だしにある動きですね!
手打ちになる方は「ラケットを手で引きます」が、ユニットターンは手の位置はほぼ変わらず(体の正面)、体をひねることでラケットを移動(テイクバック)します。
これができると体の回転を使ってスイングできるため、簡単にパワーが出ます。
またテイクバック時に打点とラケットの距離も離れすぎないため、振り遅れも減ります。
練習方法
感覚を覚える
まずは「ターンの感覚」を覚えていきましょう。
やることはシンプルです。
準備
家の中で結構です。
少しスペースのある状態をつくってください。
そして、肩幅程度に足を開き、少し前傾した姿勢をとります。
俗にいうレディーポジションです。
このとき、つま先は少し斜め外に向けてもらって結構です。
あまりまっすぐに前を向いているとターンしづらくなります。
そして体の正面(おなか~胸の辺り)で手を合わせましょう。
横から見るとこのような形ですね!
前傾の度合いはできる範囲で軽くやってもらえたら大丈夫です。
要はボールが飛んでくるのを待つときの姿勢ですね!
体をひねる(ターンする)
ではその姿勢から上半身を90度右に回してください。
イメージとしては顎の下に左肩がくっつくような形です。
この時のポイントは以下2点です。
2.手の位置は体の正面をキープする
右にターンしたら元のポジションに戻り、今度は左にターンしてください。
これを左右交互に10回、ゆっくりと行ってください。
動きをつける
ゆっくりと10回、左右に上半身をターンするだけでも腰や背中の筋肉が動くのが伝わってきたのではないでしょうか!?
では次に少し動きを付けた練習(ここからが本番)をしていきます。
先ほどのレディーポジションを取るところまでは同じです。
あくまでもこれが基本姿勢だと思ってください。
ここから軽くスプリットステップ(軽く両足でジャンプ)してください。
着地と同時に右足を少しだけ斜め前に踏み出し、上半身を右にターンしてください。
※ターンの動き自体は先ほどと全く同じで結構です。
・右足を前に出しながら上半身をターン
・右ひざの上空に左ひじがあればOK!
これを右だけでなく、左側も同様に行います。
目安としては左右交互に10回行ってください。
慣れるまではゆっくりでよいので、大きくターンすることと、足を必ず斜め前に踏み出すことを忘れないようにしてください。
まとめ
このターンの動きがテイクバックで必要な動きです。
「手でラケットを引く」という意識は必要ありませんし、上達の妨げになると思っています。
もちろん、実際にはずっと右手が体の真正面というわけではありません。
が、テイクバックの初動は体のターンが基本です。
下の写真でも、左肩が顎の下にきており、体がねじれている(ターンしている)ことがわかると思います。
俗に「体が開く」とか「ためがない」などと評されるスイングの原因はターンが不十分で手打ちになっているときに言われがちです。
球出しの練習やウォーミングアップ時など、ボールがゆっくりの時にターンを意識したスイングを確認し、上達につなげてもらえたら幸いです!!
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