昨日、初中級クラスのレッスンをしていて指導したポイントについてです。
ちなみにテーマ自体は「ボレー」でした。
成人クラスでは、私はフォームやグリップは基本的に修正しません。
原則「やってはいけない打ち方」や「注意するポイント」を説明したうえで、個々人のやりやすいように打ってもらいます。
理由は、フォームを意識しすぎると自然に体を使うことができなくなるからです。
※もちろん「怪我につながるような体の使い方」に対してはフォーム指導もします(^^;)
ボレーのフットワーク
ということで、私のレッスンではフォームを全体で指導することはありません。
では全体向けの説明でポイントにしたのは何か。
それは「ボールに対して1歩目をどう出していますか?」でした。

右利きの方はフォアボレーは右足から動きだしていますね?
では、バックボレーの時はどちらの足から動きだしますか?
結構多いのですが、左右どちらにボールがきても右足(利き足)しか動かさないという方がいらっしゃいます。
もちろん絶対にダメというわけではありませんが、バックボレーに悪影響が大きく出ます。
可能な範囲でよいので左右均等に動けるよう意識しましょう!
2ステップボレーを覚える
フォア、バック関係なく、ボレーのときに2ステップすることを意識しましょう。
特にスクールに通っている方は、レッスン冒頭の球出しウォーミングアップ(ボレー)時に意識して足を動かすだけでOKです。
具体的にフォアボレーでは以下の通りとなります。
※右足はボールの後ろに、ラケットは打点にセットするイメージ!
2.左足を踏み込みながらボールを捕える
※右腕は振らず、左足を踏み込んだ分だけラケットが前進してボールを捕える!
これがフォアボレーのときの基本となる動きです。
バックは左右の足が逆になるイメージですね!
2ステップボレーに関しては以下の動画が非常に参考になります。
正面気味のボールや足を出さなくても届くボールに対しても、ラケットをセットする際には後ろ脚もセットすることを意識してください。
おそらくフォア側はできるけどバック側はできないという方が多いと思います。
できるようになるまで、左足を意識しながら動くほかありません。
まとめ
左右対称に足を動かすことができるというのは非常にメリットがあります。
テニスは左右どちらにもボールが飛んできます。
左右均一に動けない=苦手を作ることにつながります。
是非一度、バック側できちんと足が出ているか確認してみてください。
この動きができるようになれば守備範囲が広くなり、今までよりもテニスが楽になるはずです(^^)
ちなみに、お勧めの練習はジュニア用ボールを使ったボレーボレーです!
普通のボールだとテンポが速くなりがちですが、これであれば落ち着いてフットワークの練習をすることができます。
さらに、このボールは空気圧が低く、打点がずれたらボールが飛ばないため、正しい打点とボールに力を伝えるタイミングも覚えることができますので、ボレーが苦手という方には一石二鳥です!
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