先日ストリングの張替えを行っていたときのこと。
オーダー用紙に「当て革希望」との記載が!?
最近めっきり見なくなったアイテムの1つではないでしょうか?
知らない人も多いと思います。
今回はそんな「当て革」についてです。
当て革ってなんだろな
当て革とは、ストリングを張る際に、フレームとストリングの間(要はグロメット部分)につける(挟む)「革」のことです。
ウッドフレームの時代はストリングがフレームを削ってしまうため、フレームのダメージを予防するために付けているという方が多かった印象。
サンプラス選手などが活躍していた時代は、ウッドフレームからカーボン素材のフレームに移行したため、フレーム自体が削れるということはなかったと思いますが、「ストリングの可動域を広げる」という目的で付けていた記憶があります。
今でいえばウーファー(バボラ)のような、打球時のストリングを滑らせる機能を当て革が担っていたイメージですね。
一応、今もキモニーからこのような商品が販売されています。
キモニー(kimony) ニュースティックオン (KST307)
メーカー説明としては「インパクト時の動きを円滑にし、破損を防ぎます。グロメットやストリングへの負担を軽減する当て革。」となっています。
当て革の効果は実感できるのか
最近のラケットはグロメットも多機能化しており、前述したバボラのように、グロメット自体にストリングの可動域を広げる機能がついていたり、振動吸収性が非常に高いモデルが多くなっています。
そのため、当て革の必要性がほとんどないといっても言い過ぎではないと思います。
ラケットのモデルによっては、少しグロメットに角度がつくというか、ポリ系ストリングだと折れ目が付きそうというモデルもあります。
そういったモデルに対しては当て革をしてもいいのかなと思ったりもしますが、正直打ち比べをしたとして「当て革の有無」を当てれるかと言うと、、、自信ありません( *´艸`)
とはいえ、まったく効果がないとも言えない。
やはりフレームとストリングの間にクッション材が入ることで、手に来る振動を軽減できるのはその通りだと思います。
テニスエルボで苦しんでいるのであれば試してみるのもよいのではないかと思います。
当て革をつけたいなら
当て革を付けるチャンスは「ストリングの張替え時」しかありません。
振動止めのように後からセットは不可能です。
ショップによってはサービスで付けてくれるお店もありますし、オプション料金になるお店もあります。
仮にホームストリンガーなのであれば、先に紹介したような当て革を購入し、張替え時に装着していくことになります。
繰り返し使うこともできます。
ランニングコストという意味では有料で入手したとしてもコスパよしという考え方もできます。
手に伝わる振動を少しでも軽減したいという方は一度試してみてもいいのではないでしょうか!?
コメント