みなさん、ストリングの張替えは行っていますか?
張替えない人は数年に1度切れるときに張替えを行うという猛者もいます。
が、多くの人は3~6か月に1度程度、張替えを行っている印象です。
「ストリングを指定のテンション通りに張り上げる」ことは最低限できるとしたときに、ストリンガー(張る人)の良し悪しや、そのお店の良し悪しをなにで測ればよいのでしょうか。
正直、「張り上げ後の打球感」や「指定したテンション通りかどうか」といった視点で見極めるのは厳しいです。
お店側としては、当然に最低限以上の技術は持っているからお金を取って張替えを行うわけですので、「テンションが明らかにおかしい」なんていうのは論外ですよねw
今日は最低限以上の水準で張り上げができている前提で私が思う「良い店、悪い店」の見分け方について言及していきます。
良い店、悪い店のチェックポイント
上でも記載しましたが、あくまでも「私が思う良い店、悪い店」という私見に基づき記載します。
軽い気持ちで「こんな考え方や視点もあるんだな」と流し読みしていただければと思います。
ちなみに今回はストリングの張り上げ自体ではなく、周辺知識的なところで攻めています。
では早速チェックポイントを見ていきましょう!
・ラケットの汚れの変化
・グロメットやフレーム内部の砂(オムニ)の状態
・ストリングの切り方(結び目)
1.預けた際の預かり方
まずはお店でラケットを預けた際にどう扱われるかです。
特にストリングが切れた状態で持ち込んだ際は要チェックです!
何を見るかですが、「ストリングにハサミを入れているかどうか」です。
要はどこか1か所が切れている状態のまま放置するとラケットのフレーム的にはよくない。
テンションが均一にかからないので変形する原因になるんですね( ;∀;)
もちろん、最近の素材はよいので「これが原因で折れる」という話は聞きません。
が、「放置=正しい」わけではありません。
フレームをストリングのテンションから解放してあげることが大切です。
間違ってもそのまま張替え作業まで切れた状態で放置、、、なんてことをしていないか確認してみましょう。
※一番よいのは、切れたらすぐ自分で切って保管することです。
お店に持ち込むまでの時間もフレームには負担がかかっていることを忘れずどうぞ!
ただ、家庭用のハサミでは特にポリエステル系のストリングを切るのは大変です。
YonexやGOSENからストリングを切る専用のハサミが発売されているのでこういったものを使用することを推奨します!
ラケットの汚れがどうなる?
ここからは受け取り時の話です。
ラケットを使っているとコートにもよりますが、砂埃などがフレームに堆積します。
特にクレーコート(運動場含む)でプレーされる方は非常に汚れます。
特にフレーム内側のグロメット部分はストリングが張ってあると中々綺麗に掃除できません。
なので、基本的には張替え時に綺麗にするのが一番!
もちろん、徹底的に綺麗するほどの時間と労力はかけることは難しいですが、私は簡単に拭いておくようにしています。
Before、Afterがこちら。
ちょっと光の当たり方が違うので比較しづらいですが、上が掃除前、下が掃除後ですね。
特にフレームが白いとわかりやすい(-_-;)
ほんとうは雨の日や雨上がりにプレーすると上のようになるので、乾く前に拭いてあげてほしいのですが、、、
2~3分あればこのくらいはできます。
個人的に良いお店はお客さんのラケットを大切に扱う=簡単な清掃は行うものと思います。
やらないから悪いということではありませんし、性能に影響はないですが、、、
預けたときより綺麗になって戻ってくるお店は「ラケットを大切に扱ってくれるお店」と判断してよいと思います。
グロメットやフレーム内部の砂
グロメットはラケットの種類によりますが、オムニコートでプレーをすると結構な確率で砂が挟まります。
フレームとグロメットの間やグロメットとストリングの隙間などに挟まる。
これ、ストリングを張っているとテンションがかかっているせいで非常に取りづらい(-_-;)
逆にいえば切れた(テンションがかかっていない)ときがチャンス!
きちんと除去されているか?をチェックすればよいです。
なお、きちんと除去せずに張ると場合によってはストリングと砂が擦れて傷になる可能性もあります。
また、グロメットが砂で押されて幅が狭まっている場合もあります。
ストリンガーとしては張り始める前に砂は除去するべきと思うので、、、
返ってきたラケットを見て砂が挟まっていないかチェックしてみてください(^^)/
この写真、少しわかりづらいけどヨネックスのロゴ付近に砂が挟まっています。
ストリングを切ったタイミングで砂をとることで綺麗になります(^O^)/
ちゃんと砂がない状態になっていればちゃんとした人が張ってくれていますよ!
あとはフレーム内部に砂が侵入し、マラカス状態になっているラケットがあります。
全部撤去するのは難しいのですが、極力出すようにしています。
これはかなりサービスレベル高いです。
モデルによって簡単に出せる、出せないもあるのですが、時間と技術が必要だったりします。
ここまでやってくれるお店は多少お値段が高くても利用する価値ありだと思います。
ストリングの切り方
最後は結び目の切り方。
フレームから飛び出していないか、先が鋭利になっていないかがチェックポイントです。
切り口が妙に長くフレームから飛び出しているのは論外です。
指先を突いて怪我をしたり、服にひっかかって解れるケースもあります。
先が潰れている、平坦になっている。
かつフレームの内側にとどまっているのが正しい状態ですよ!
結び目のストリングが1cmとか余っていたら、、、ちょっと長いなという印象です。
まとめ
どの項目も正直張り上がりの打感などに対しての影響はありません。
やってもやらなくてもお代も変わりません。
変わるのは張る側の労力。
でも大切なラケットをどう扱っているかがわかるポイントでもあります。
また丁寧な仕事をしているのか、雑な仕事(ちょっと言い過ぎ?)かを見分けるポイントにはなります。
ちょっとそういった視点でもラケットを見てみるとよいお店を探す目安になると思います。
参考にしてみてください(^^)/
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