今日は生徒さんから相談されたお話です。
相談テーマはタイトルの通り「腰痛からのラケットチェンジ」です(;^ω^)
テニスエルボなどで相談されたことがありますが、、、
まさか腰痛でとは??
医者の勧めで・・・
生徒さんから「腰が痛いこともありラケットを変えるべきか」という相談を受けたのですが、、、
そう思ったきっかけを聞くと「かかりつけの整骨院で先生にアドバイスされた」とのこと。
最近腰が痛くなることが多く、通っていたらしいのですが、そこで以下のようなことを言われたとか。
腰が痛い?
ラケットを柔らかいフレームのものにしたらよくなるかもよ?
「手首、肘にくる振動があまり身体によろしくない」というのは「何となくそうだろうな」とは思っていました。
だって各社フレームを新発売するたびに「振動吸収性が~~~」とかアピールするし、「この振動止めが~~~」とか言ってアピールするじゃないですか?
だから手首、肘にくる振動がテニスエルボや疲労につながるのだろうなというのはまだわかる。
(私自身、振動止めをつけない(アンチではないが)のと、フレームの振動吸収性もそこまで気にしているわけでない)
ですが、、、まさか打球時の振動(衝撃)が腰にまで影響を及ぼそうとは(;’∀’)
とはいえ、お医者さんが言ったのなら一考の余地あり?
柔らかいフレームと硬いフレーム
ということで一般的に言えることを生徒さんにアドバイス。
まずは大前提として以下をお伝えしました。
2.柔らかいフレーム=剛性よりしなりが優先される=反発力は落ちる
⇒小さなスイングで飛ばすというよりしっかり自分で打つイメージが強くなる
3.硬いフレーム=剛性が高く、反発力が強い
⇒小さなスイングでもボールを飛ばしてくれるイメージが強くなる
そのうえで硬めラケットの話から
ちなみに相談者の方は40代女性でピュアドラユーザーです。
(ピュアドラは硬いフレーム代表、楽にボールが飛んでくれるシリーズ)
ラケットの硬さを示すRA値が、ピュアドラは72となっています。(数値が大きいほど硬い)
ちなみに「よくしなる」と評判のWilsonのブレードv9は60だそうです。(参考:テニスウェアハウス)
(ご参考)他社のピュアドラ的黄金スペックラケットのRA値[テニスウェアハウスHPより]
・ULTRA100(WILSON):70
・SX300(Dunlop):68
・Ezone100(Yonex):67
要はピュアドラはしならない変わりに剛性が高いので楽にボールを弾いてくれるよということ。
バボラジャパンのHPにもラケットのPRとしてこのような記載が!
とはいえ、打球感、振動吸収についてもこのように記載があります。
個人的にもピュアドラを使った時期が少しありましたが、硬いというより弾くの印象が強かったイメージです。
では、次に柔らかいラケットを。
柔らかいラケット
現行モデルで最もしなる(柔らかい)という評判を聞くのは、、、
WILSONのクラッシュでしょうか?
競技志向が強くてよければブレード(WILSON)やTF-40(テクニファイバー)あたりもボックス系ラケットだからしなる系と言ってもよいのかな?
私の感覚だけで話をしても意味がないので数値(RA値)で見てみましょう。
とりあえず4機種書きましたがかなり硬さの値であるRA値は低いです。
プレステージPROに至っては58と60未満。めちゃくちゃしなる。
ただ、、、これCLUSHを除くとすべて競技志向ラケットです。
薄くてパワーなくて自分でしっかり打たないとどうにもならない( ;∀;)
体育会系プレーヤーや体格めちゃよくてスイング早いならまだしも、、、
40~50代女性にお勧めするようなものではとてもじゃないけどありません。
柔らかい=体が楽ではないと思う
シンプルに振動が原因というより、打点や体の使い方問題が大きいと思う。
そして、腰痛に関してはテニスもだけど日常生活の姿勢がめちゃくちゃ大事。
あとは日常のケア(;^_^A
仮にテニス時の振動問題なんだったら「ピュアドラユーザーが腰痛持ち」的なことになるはずw
ま、ピュアドラユーザーはめちゃくちゃ多いので確率論でいうと当たりやすい部分もありますが、、、
それにしてもラケット変えたから腰痛が楽になるとは思えない。
むしろ「しなる=飛びが悪くなる」ことで今以上に体を使って打とうとして悪化するのでは?というのが私の意見。
正直毎日ストレッチしっかりしてケアしてください。
あとはストリングを変えてテンション落として今より楽なセッティングをためしては?というくらい。
ラケット変えて腰痛がなくなるなら、、、私も変えたい(笑)
それよりもラケットよりストレッチポール買って毎日乗った方が絶対よいです!
私自身の体で実証済みw
ラケットに数万払う前に是非ご一考ください!!
コメント