今回はYonexのポリエステルストリング、ポリツアーエア(Polytour Air)についてインプレです。
特徴はポリツアープロ以上の”マイルドな打感と軽い飛び”でしょうか。
初めてポリエステル系のストリングを使う方やジュニア層にもお勧めしやすい性能だと思います。
それでは見ていきましょう!!
ポリツアーエアの打感や性能について
ポリツアーエアってどんなストリング!?
以前とりあげたポリツアープロと似た感じではありました。
が、打感の軽さ(マイルドさ)はポリツアープロ以上だと思います。
ゆったり系のスイングをしても、非常に軽い打感でボールを弾いてくれる印象でした。
ナイロン系のモノフィラメントストリングと言われてもわからない位の感覚に思えました。
ポリツアープロにはないHRエラストマー(※)という技術のお陰かと思われます。
※耐衝撃性と反発弾性に優れる素材。打球時の衝撃を減らし、軽快で柔らかい打球感を実現。
発売から日が浅いこともあってか、ゲージは1.25の1種類のみ。
カラーもスカイブルーのみとなっています。
この色、ラケットによっては合わない組み合わせもありそうです。
商品名 | ポリツアーエア(パッケージ品) | ポリツアーエア(240mロール) |
ゲージ | 1.25mm | 1.25mm |
構造 | モノフィラメント | モノフィラメント |
素材 | ハイポリマーポリエステル、HRエラストマー | ハイポリマーポリエステル、HRエラストマー |
カラー | スカイブルー | スカイブルー |
特記事項 | ||
価格 | 2,750円(税込) | 34,650円(税込) |
ちなみにEzone(2020モデル)に張るとこんな感じに、、、
もう少し濃い青色の方が良かった気もします。
打球感や使い心地は!?
今回はEzone(2020年モデル)に48-46ポンドで張り上げて、初中級で3レッスン、中上級で2レッスン使用してこの記事を書いています。
まず最初に思ったのは”打球感が非常に軽く、ボールをしっかりと飛ばしてくれる”ということでした。
特に初中級のレッスンで生徒さんにあわせゆっくりとスイングした際や、球出しの際などでもボールが軽く飛んでいきました。
他のポリ(例えばツアーバイトソフトやエレメント、4Gソフト)と比較しても軽く飛んだ印象です。
これに関してはゆっくり振ったときの方がその傾向は大きいと思います。
速いスイングでボールを潰しにいくと硬めのポリの方が安心感があって振りやすいと思いました。
スピンのかかり具合は?
ポリツアープロと同じく、ナチュラルなスナップバックで回転がかかる印象です。
ただポリツアープロよりもストリング表面が滑らかでストリング同士の抵抗は少なく感じました。
フラットドライブ系のストロークは自然な回転量、スライス系は乗せて運ぶイメージのスライスでも割としっかり回転がかかるイメージです。
一方で切るような打ち方をするとひっかかりが悪く、薄いだけの当たりになりがちと感じました。
耐久性は?細いとすぐ切れる!?
張り上げて1週間ですが、この間でいえばテンションロスには非常に強いです。
以前ご紹介のテンション計測アプリで張り上げした瞬間に計測すると48.5ポンドでした。
5レッスンして張り上げ後2日後に計測したところ48.0ポンドでした。
レメントやツアーバイトソフトといった他メーカーのポリエステル系ストリングだと2日~3日で約5%ほどテンションが落ちていたのですが、このストリングに関してはほぼ変化なし。
この先どういった劣化をしていくのか気になるところですが、1週間の時点ではほぼテンション変わらずと衝撃の結果となりましたΣ(・□・;)
お勧めするなら
ハードヒットするよりも軽いスイングやブロック系のスイングで恩恵を受けやすいストリングだと思います。
ですので、ブンブン振りまわす系のプレーヤーよりもコンパクトなスイングの方や、ダブルスでネット中心のプレーを展開する方などには相性が良いと思われます。
加えて、ナイロンからの移行や肘に優しいストリングをお探しの方にもお勧めしやすいスペックでしょう。
まとめ~ポリツアーエアは打感の軽いストリング~
”ハードヒットはそんなにしないけどナイロンだと耐久性に不満あり”といった方にお勧めの非常に打感の軽いストリングだと思います。
クセも少なく、非常に爽快なプレーができると思いました。
難点はカラーが1色(スカイブルーのみ)ということと、ゲージが1種類(1.25のみ)というところでしょうか。
ただ、ポリツアープロの1.20ゲージと比べても飛び感が落ちる感じがしませんでした。
1.25で十分に軽く楽に飛んでくれるポリと言えると思います。
ポリの耐久性が望ましいけど打感が重い(硬い)のが嫌だという方は是非一度お試しいただければと思います。
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