今メインで使用しているラケットはEzone98(2020年モデル)です。
が、仕事柄もあり普段から様々なラケットを試しています。
今日はSX300にエッグパワーを張ったのでレビューをお届けします。
SX300~ダンロップの黄金スペックラケット~
まずはSX300についてです。
こちらは2019年12月にダンロップから発売された黄色のシリーズですね。
コンセプト的にはスピン重視のラケットで弾道のブレを補正する”弾道補正機能”が組み込まれたモデルとなっています。(ダンロップテニス公式HPはコチラ)
100インチ300g、フレームがラウンド形状で厚さが23m~26mと”俗にいう黄金スペック”のラケットで、非常に人気のラケットです!
RA値が64に設定されており、中厚系の黄金スペックラケットの中では柔らか目に設計されているのもポイントです。
初級~上級まで、レベルに関係なく使えるラケットという印象ですね(^^)
推測ですが、CX200が2年でモデルチェンジしたことを考えるとSXシリーズは2021年末ごろにリニューアルされるのではないでしょうか?
CXシリーズが赤と黒を入れ替えたデザインでしたので…SXシリーズは黄色と黒が入れ替わるのでしょうか!?
いざ試し打ち♪
ガットに関して
今回はSX300にゴーセンのエッグパワー(ゲージ1.22~1.24)を張り上げ。
テンションは50-48です。
このラケットにシンセティックなどのモノ系ナイロンを張ったこともあるのですが、打感が硬く感じられイマイチな印象でした。
前述のとおり、RA値64で中厚系のラケットの中では柔らかいはずなのですが、なぜか球のノリ感が出せずボールが低弾道でしか飛びません。スイングスピードが遅いんですかね!?
ということがありましたので今回はポリエステル系ガットの中でも柔らかさがウリの”エッグパワー”を張ってみました。
ちなみに、エッグパワーは国内と国外で商品名が異なります。
国内:エッグパワー
国外:サイドワインダー
となっていますので、ネット通販で購入する場合は予め知っておいてください。
ストロークに関して
エッグパワーの影響もあり、打感はとても柔らかくボールを捕まえる感覚がしっかりと出ました。
ゆっくりとスイングした場合でもボールがのる感覚があり、振動もあまり気になりません。
ボールの弾きという点ではポリツアープロ(ゲージ120)やブラストの方が弾く感覚はあると思います。言い換えれば他のガットの方が芯がある印象ですかね?
シャープな弾きというよりモッチリした弾きとでも言いましょうか。。。
結論としてはエッグパワーはホールド感が強めなガットだと思います。
個人的には変に弾くことがない分、回転量と飛距離のコントロールがしやすいと考えています。
回転性能は、他の記事でも書いたのですが私はスピン系の打ち方ではないなので、そこまで恩恵を受けた印象はありません。
ガットを変えた途端に回転量が目に見えて増えた・・・とか、自然にエッグボールが打てた!というようなことにはなりませんでした。
当たり前ですね。
ただ、ホールド感があるためスピンロブやスライス系のショットは非常に打ちやすかったです。
ボレーに関して
ボレーはホールド感があるのでとてもコントロールしやすいです。
ラケット自体も黄金スペックですし、フレームも中厚なのでほとんど困ることはありませんでした。
しいて言えばもう少しアシスト感が欲しいかなというシーンはありました。
ボレストをしていて思った少しボールが浅くなり踏み込まれるということありました。
とはいえ、このSX300とエッグパワーの組み合わせは非常に使いやすく、普段使っていないラケットを使ったにしてはコントロールもしやすく、人にお勧めしやすいなと思いました。
最後に
エッグパワーに関してです。
ナイロンでは切れるがポリの硬さが嫌という方や、ナイロンからポリに移行することを考えている方は一度試してみてはいかがでしょうか?
私の生徒さん(50代の女性・中上級)で、ずっとアディクションを張っていた方がエッグパワーでポリデビューしたケースもありますが、多少弾かなくなったが、硬いという印象はなく、普通に使えるいという意見ももらっていますし、嫌な硬さがないという点では非常にお勧めです。
SX300に関してです。
このラケットは非常にバランスがよく、レベルを問わずにお勧めできるラケットだと思います。
中厚系のラケットにしては柔らかい設計ですし、適度なアシスト感もあり、非常に使い勝手が良い万能ラケットだと思います。
300gが重い、シンドイという場合には285gのSX300LSもありますので、実際に手に取って試してみることをお勧めします!
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