今回から「初級クラスの方に多いサーブの苦手な人の共通点」を確認します。
どれも無意識で…という方が多いですが、上達に向け改善すべきポイントです。
全部で5つです。1つずつ確認していきましょう。
1.軸足(右利きの場合は左足)が動く
2.腕だけで打っている
3.トスを手首や肘の関節を使ってあげている
4.トスを上げた手がすぐ降りてくる
5.トスを上げる前にボールを強く握っている
軸足がトスを上げた後に動く
今回は「トスを上げた後~ボールを打つまでに軸足(前側の足)が動く」パターンを確認していきます。
初級クラスのレッスンでは、感覚的に半数以上の方が該当しそうな気がします。。。
軸足が動く原因を考える
軸足(前に来る足)が動く原因は、ボールを打つ前に軸足が地面から離れるからです。
なぜ軸足が動くのでしょうか!?
軸足が動く人の共通項は「トスが安定しない」ということです。
レッスンでサーブ練習をすると、軸足が動く人は大勢います。
意外と中上級クラスでも軸足が動く人がいます。
大概にして皆さん、トスがあちこちに上がります。
つまり、軸足が動く人は「トスが遠くにいけば、その分だけ軸足を動かして距離を合わせている」のです。
また、「後ろ側(右足)に体重をかけた状態」でトスを上げることも原因です。
軸足が動くデメリット
デメリットは大きく2つです。
1つは「安定しないこと」です。
毎回トスにあわせて軸足をずらすため、打点も変わります。
結果としてサーブは安定しません。
トス、軸足の2つがズレの要素となり、サーブが安定しない要因になります。
トス、軸足の2つが毎回違う位置に準備されるため、
なかなか安定しません。
軸足が固定されれば、トスのみがズレ要素となります!
もう1つのデメリットは「フットフォルト」です。
サーブ時に軸足がベースラインを踏む=フットフォルト=ルール違反です。
スクールなどでゲームをしているときにはあまり指摘されないかもしれません。
が、是非この機会に直しておくべきですね!!
改善方法
軸足を動かなくするには「軸足に加重しながらトスを上げる」ことが有効です。
右利きの場合、トスを上げる左手の動きにあわせて左膝を曲げればOKです。
左側から右側に順番にフォームを切り取ってみました。
構えたところ(一番左)からトスを上げるために左手が下に移動。
ここまでは後ろ側の足(右足)に体重がかかっています。
トスアップのために左手が上に移動し始めるのに合わせ左足の膝を曲げていきます。
左足にある程度体重がのってしまえば、左足を動かすことはできません。
結果、軸足がブレないサーブフォームになります。
こちらはフェデラー選手のサービスフォーム。
トスを上げた瞬間には軸足の膝がしっかりと曲がり、体重がのっているのがわかりますね!
まとめ
軸足が動く=土台が安定しないという状態です。
安定したサーブを覚えるためにも是非この機会に修正していきましょう!!
次回は「手打ち(腕だけで打つ)」ことの改善をテーマに取り上げます。
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