【新旧比較インプレ】New SX300 (Dunlop)を試打しました

インプレ#ラケット

先日ご紹介しましたが、ダンロップからNewSXシリーズが発表されました。
うちのスクールにもSX300とSX300LSの2機種の試打ラケが入荷しました。

早速張り上げて試打してみました。
今回はSX300に関して、旧モデルと新モデルでの打ち比べをしたので、感想をお伝えしていきます。

※前回の紹介記事はコチラ

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新SX300にストリングを、、、

張るのにラケットに触れてみて改めて思いましたが、、、
このアングルで見るとアエロに見えるw
黄色の色味はこちらの方が明るいですけど・・・全体的な雰囲気としてね。

そして今回、初めて気づきましたが黒が単純な黒ではなく、まだら模様みたいになっています。
好みはあるかもしれませんが遠目には気づかないレベルだし、これはこれでいいなと思う。
逆サイドもこんな感じになっていますよ!

なお、スクールの試打ラケのためポリエステル系ストリングは張れず、シンセティックを張っています。
テンションは48-46です。

オンコートで使用しました(レッスンで使用)

早速、中級、中上級のレッスンに持ち込み使用しました。
今回私が比較したのは手前にある2本、新旧のSX300です。


第一印象として感じたのは「前作とはかなり打感が異なる」ということでした。

ストリングパターンが変更になったのが大きいと思うのですが、感覚的にはかなり飛んでいく
打感が軽い(球離れが速い)ように感じられ、コントロールしづらい感覚になってしまいました。
その一方で、回転量はいつもより多くなっているのもわかりました。

Ezone98(普段使用)や旧SX300との比較感をまとめると…

・打球感は軽い(捕えている感覚が少ない)=球離れがよい
・回転量は多くなる
・弾道は上げやすいがボールが浅くなりやすい
 【結論】ちょっと打感と飛びのバランスが独特で慣れが必要



原因として大きいのは、張り上げ時にも思いましたが、縦、横ともに旧モデルと比較してストリングの感覚がかなり広がったことだと思います。
数値で言えば縦横ともに10%程度広がっているとのことです。

実際に新旧モデルを並べて比較するとよくわかります。
右下、赤枠で囲んだ部分に注目していただきたいのですが、縦の一番端のストリングと、横の一番下のストリング(赤色に加工しています)の位置が全然違いますね。
旧モデルは端と端が近接しているのに対し、新モデルは間に縦横1本ずつストリングが入っています。
中央部分の目の細かさもぱっと見で違いがわかります。

この差が打感に違いをもたらしており、同じモデルって言いながら別物と感じる原因と考えられます。

Newモデルは回転がよくかかる(生徒が使ってみた)

レッスン中、2人の生徒に使ってもらいました。

普段CX200を使っている30代男性は「回転が普段の倍はかかる印象でボールが浅くなる(落ちる)」と感想をくれました。

普段がフラットドライブ系(回転量はそこまで多くない)で、深くてスピードの速いボールを打ち込んでくる方なのですが、SX300使用時に関しては回転過多でお辞儀するような弾道(けっこう手前でバウンドする)になったイメージでした。
(意図しない浅いボールが増えたので若干ネガティブ評価でした。)

また、現行のSX300を使用している生徒(女性50代前半)も「乗り換え検討中」ということで使用してもらいました。

が、、、使った感想としては「同じモデルとは思えないほどボールの飛び方が違う」ということでした。
ストリングが違うこともあるとは思うのですが、「ボールを捕まえる感覚が少なく、コントロールしづらい」と言われてしまいました。

これは先ほども述べましたが現行よりも目が粗くなったことの副作用だと思います。
私も昔Wilsonのスピンシリーズ(Sラケ)を使用したときに同じ様なことを思った記憶があります。
打った感覚とかけ離れた飛び方をしたり、意図しない高弾道のボールが飛び出したのです。

今回のSX300自体はそこまで目が粗いわけではないのですが、現行との差が大きかったため、そのように感じたのだと思われます。

新旧を比較してみて

私自身が使った感覚としては打球感は前述のとおり「球離れがはやく、回転がかかりやすい」という印象が強く、そこまでネガティブな感覚はありませんでした。

ただ、今回は「ちょっとした技術の差」でリニューアルしたわけでなく、ストリングパターンを見直すという大きな変更がされています。
そのため現行から乗り換えを検討している方は「しっかりと試打」した方がよいと思われます。

以前ピュアドライブでもあったのですが、ストリングパターンが変更になったときのモデルチェンジは従来ユーザーからの受けが非常に悪いことが多いです。
なんといっても打感が変わり過ぎる。

それも踏まえて新旧のモデルを考えると、、、
ラケットにパワーと回転の両立を求める方は「Newモデル」の方が向いていると思います。


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一方で、打感と回転を求める方には「旧モデル」の方が向いている可能性が高いと思います。
特に旧モデルは特価で半額、ネットではさらに割引や還元があるのでとてもお得に入手することができるタイミングですのでお勧めです。


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Newモデルを検討中という方は、あくまでもこの新旧2本を比較してですが、やはり、ストリングパターン(目の粗さ)が全然違うので別物と思って比較検討してみることをお勧めします。

【補足】Newモデルのメリデメ(対現行モデル)

ストリングの目が粗くなったのは前述したとおりですが、この変更にはメリデメがあります。

メリットは以下の通りです。

・回転がかかりやすい
・パワーが出やすい

一方でデメリットとしては次の通りです。

・ストリングの稼働域が広がることにより摩耗の進行が速い
・目が細かいものに比較して打感が薄れる

気になるのは1点目。
試打ラケは2日目にして、、、かなりのところまでノッチ(溝)が入っていました。
明日切れるだろうな~って雰囲気。

レッスンでこのレベルはヤバイですね。
ナイロンユーザーだと辛いんじゃないでしょうか?

ま、その分しっかり回転がかかっているということなんですが。
そのあたりをどう考えるかで新旧どちらを取るかも決まってくるといったところでしょうか。

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