テニスラケットにおいて「3種の神器」と呼ばれるラケットがあります。
それは・・・
・プロスタッフ(Wilson)
・グラファイト(Prince)
・プレステージ(HEAD)
の3機種です。
かなり古いモデルでも現行モデルと変わらない値段で扱われている。
また、程度によってはプレ値がついてスゴイお値段で売られているラケット達です。
そんな3種の神器の一角である「プレステージ」が35周年ということで当時のモデルを復刻して発売されることになっています。
プレステージクラシック2.0
今回復刻されたプレステージクラシック2.0。
フレームの形状は36年前のモデルをそのまま再現しているようです。
スペックも現在のラケットからは考えづらいスペックとなっています( ´艸`)
※当時は特に違和感ないスペックだったはずなんですが、、、
フレームは薄く、小さい。
ストリングパターンはとても細かい。
お値段がとってもお高い( ;∀;)
というかなり現代において個性が強いフレームです(;^_^A
また、グリップは当時のHEADの特徴でもあった扁平グリップが採用されています。
私も扁平グリップのプレステージを使用していた時期がありますが、かなり独特な形状。
今のラケットのグリップに慣れている人は違和感しかないと思います。
そして、初期装備がレザーグリップ。
最近はレザーグリップが初期装備のラケット、見なくなりましたね。
昔はプロスタッフやプレステージ等の競技志向が強いラケットは初期装備がレザーでしたが。
コストダウンのためなのか、重さの問題なのか、、、めっきり見なくなりました。
お勧めできるタイプの人は?
基本的にこのラケットはコレクションアイテムおよび遊び用ラケットと思っています。
当時を知る人が懐かしくて購入、練習で使ってみるくらいかと。
正直、試合でこのラケットを使えるかと聞かれたら、自分ならNoと答えます。
今のテニスと自分のフィジカルでは正直厳しいものがあるので(;^_^A
また、プレースタイル的な面で言っても、このラケットはグリグリとスピンをかけていくモデルではないです。(スピンがかからないわけではないですが、、、)
フラットに潰して打ち抜く方が向いています。
あと、このラケットが存在していた当時はナイロンかナチュラルのストリングが大前提でした。
ポリエステル系のストリングはなかったと思います。
もし現在、中厚系のラケットにポリを張っている方でこのラケットを購入する奇特な方がいるならば、、、
まずはナイロンを張りましょう!
ナイロンで張るにしても現在のテンションより低く張ることをお勧めします。
私も少し後の時代のプレステージを使用していましたが、93inchで18×20のストリングパターンのため、相当面圧が高いラケットです。
ボールが飛んでくれませんので、是非緩めのナイロンで試してみてから考えてほしいと思います。
ということでかなり脱線しましたがこのラケットを推奨できる方は、、、
「このラケットを懐かしく思える人」ということです( ´艸`)
本当に実践投入するという方は相当にレアキャラだと思います。
とはいえ、かなり数量が少ないみたいですので、興味がある方はお早目に(^^)/
※執筆時点で国内のショップは売り切れ多数でした。。。
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