【すぐ実践!】ダブルス(サーブ側)の前衛のポジションについて

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今回はダブルスをする際のポジションについて確認します。

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あなたはどこに立っている!?

皆さんはペアがサーブを打つ際、どこに立っていますか?
そう、あなたが前衛でいるときです。

デュースサイドでペアがサーブを打つとしましょう。
これが1ポイント目、つまりカウントは0-0の状態です。
どのあたりに立つか想像してみてください!!


・・・シングルスラインを踏む、または踏みそうな程ライン近くに立っていませんか?

私の担当する初級クラスでもよく見かけます。
アドバイスしても人によっては中々修正できません(笑)

初級クラスに多い立ち位置

初級クラス、場合によっては中級クラスでも以下のようなポジションを取る方が多くいます。
赤色があなた達で、あなたが前衛、ペアがサーブです。

どうして端によったかを生徒さんにも聞きますが、大概の方がネガティブな理由です(--;)

・ストレートを抜かれたらペアに悪い(≒自分のせいでポイント取られたくない)
・ボレーは苦手なのでなるべくボールが飛んでこないように…   etc
筆者
筆者

この理由、わからなくもないですが、アウトになるボールも取れる位置にいます(やり過ぎ)。
また、本来ボレーしてほしい(簡単に取れる)ボールも取れません。

取るべきポジション

まず、相手のいる場所から打てる範囲を考えてみましょう。
ざっくりですが、このようなイメージになると思います。

赤い破線より外側(青色部分)にしっかりコントロールすることはかなり難しいです!
つまりリターンする人が狙うのは破線の内側のゾーンですね!

ということは、赤色の前衛(あなた)はボールが飛んでこない部分まで守っています。
だってラインを踏んだ状態で手(ラケット)を伸ばせばコートの外まで届くでしょう?
アウトボールまでボレーしてあげる必要はありませんよ!!

ではどのあたりに立てばよいのでしょうか?
それはもっとコートの内側ですよね!
絵にすると以下のようになります。

シングルスラインから最低でも1歩分は離れてください。
なんならサービスボックスのど真ん中でもOKです。
以下の写真は国内プロの試合のものですが、前衛の位置を見てください。
シングルスラインとセンターラインのちょうど真ん中あたりですね!!

第47回島津全日本室内テニス選手権大会 女子ダブルス 決勝 - YouTube

考え方

仮にあなたが後衛でクロスラリーをしているとしましょう。

ボールが飛んできた方向に打ち返す(クロスに打つ)のと、コースを変える(ストレート)ではどちらが簡単でしょうか?
答えは「飛んできた方向(クロス)に打ち返す」です。


質問を変えます。
ダブルスのゲームで、クロスに打つ回数とストレートに打つ回数ではどちらが多いでしょうか?
ほとんどの方はクロスが多いでしょう。

つまり、ラリー中のボールの大半はクロスに飛んでいくといってもよいでしょう。
前衛としてはこの多く飛び交うクロスのボールをボレーしたいのです!
それが本来の役目です。

相手がボールを打つ際の立ち位置(ボールを打つ場所)によっても変わりますが、基本的には「相手が打てる範囲」を考えて、邪魔になるようにポジションを取ることが上達の近道です。

ボレーが苦手だからと端に寄って、自らボレーの機会を少なくしては上達しません。
また、相手にもプレッシャーがかかりません。
苦手だからこそ、正しくポジションを取り、自然にボールに触れる状況を多く作り出すことが重要です。

是非一度ご自分の立ち位置を見直してみてください!

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