ウィルソンから発売されると噂だけが参考していたプロストックラケット。
ついに情報が解禁されました。
全5機種で、各プロ用にカスタムされる前のベースとなるフレームが発売されます。
なお流通する本数はかなり少なく、また取扱い店舗も4店舗に限定されるようです。
そしていずれも販売価格は5万円(税抜き)となっています。
それでは早速スペック等を確認していきましょう!
発売される機種とスペックについて
プロスタッフ SIX.ONE95
デザインは現行のv13.0のカラーリングで、”艶あり”のイメージです。
ですが、モールド(フレームの型)はV13.0とは異なり、プロスタッフクラシックのモールドとなっているようです。
主なスペックは表のとおりです。
フェイスサイズ | 95inch |
重さ | 331gm |
バランス | 30.5mm |
ストリングパターン | main:18 cross:20 |
331gと重さはありますが、バランスポイントが30.5mmとかなりトップライトなため、そこまで気にならないのではないかと思います。
※実際、下で紹介している動画でもこのモデルが一番打ちやすかったという発言もあります。
ストリングパターンが18×20となっており、プロスタッフにしては少し目が詰まったパターンなのが新鮮ですね。大概のプロスタッフは16×19のパターンだと思います。
ただ、プロスタッフのストリングパターンとしてはフェイス中央部がそこまで密になっていないことが多く、スピンもそこそこかけやすいモデルが多いため、このモデルもブレードの18×20ほどは苦労しないのではないかと想像されます。
実際、全機種を試打した方の感想でもブレードより回転はかけやすく扱いやすいといわれています。
(参考)プロスタッフクラシックを打ってみた
今回のプロラボ発売にあたり、やはりプロスタッフが気になっていました。
そこで、今回のプロスタッフと近似スペックである”プロスタッフクラシック95”を引っ張り出し、試打してきました。
プロラボ商品とは素材こそ異なりますが、基本スペックは同じです。
アメリカの国旗をイメージしたジムクーリエモデルです!
シンセティックパワー(Wilson)を48ポンドで張って2レッスン使用してみました。
最初に思うのは”やはりプロスタッフの打球感は気持ちがよい”ということです。
そして18-20のストリングパターンの割には回転もかけやすく、特にスライス系のショットは非常に伸びがあり良かったです。
ボレーもラケット自体に重さがあるのでボールに負けず、しっかりと押し返すことができました。
難点はやはりスイートスポットが狭いことと、フレーム自体にそれほどパワーがないことでしょうか。
最近のラケットと比較するとミスに対する許容範囲が激的に狭いです!
ある意味で教科書的なラケットだと思いました。
ミスはミスとして見逃さずに指摘してくれるので・・・
練習では気にならないですが、試合で使えるかというと、、、
週末プレーヤーには厳しいと感じましたね。トレーニングが必要です!
ブレードPro(2機種)
ブレードProはストリングパターンが2パターン発売されます。
16-19と18-20の2パターンですね。
こちらもデザインは現行のv7.0と同じカラーリングですが、艶ありとなっています。
フレーム形状も違っており、市販品はラウンド形状、かつX-LOOPテクノロジーを採用していますが、このブレードPROはボックス形状となっています。
X-LOOPも非登載となっています。
フレーム厚は市販品のブレードよりも1mm厚く22mmとなっています。
俗にいうH22と呼ばれる型(モールド)を使用しているようですね。
通常のブレードより1mm厚いですがボックス形状のため、ラケット自体のパワーとしては市販品の方が上です。
その代償としてboxフレーム特有のしなり感が出ているものと推察されます。
よって、、、このモデル(特に18-20)を使用するには相当振りまわすことができる”パワーが求められる”と思われます。
その他のスペックは以下の通りです。
フェイスサイズ | 98inch |
重さ | 305gm |
フレーム厚 | 22mm |
バランス | 325mm |
テニスショップLAFINO BLADE PRO98 (18×20)
テニスショップLAFINO BLADE PRO98 (16×19)
ULTRA PRO 97(2機種)
ウルトラプロもブレードプロと同じくストリングパターンが2種類発売されます。
16-19と18-20の2パターンですね。
通常の市販品との違いはこちらも艶あり塗装となっていることと、フレーム厚が19mmと通常より3mm薄くなっていることがあげられます。
こちらはH19と呼ばれている型(モールド)ですね。
フェイスサイズ | 97inch |
重さ | 305gm |
フレーム厚 | 19mm |
バランス | 315mm |
テニスショップLAFINO ULTRA PRO97 (18×20)
テニスショップLAFINO ULTRA PRO97 (16×19)
19mmと薄く、市販品のウルトラとはかなり異なる打感とパワーになっていそうですね。
まとめ
今回のプロラボの5機種ですが、全モデルともに市販品のモデルとは性格が異なると思います。
フレームの柔らかさは間違いなく市販品より上でしょう。
その分、ユーザーがしっかりと振ることが求められるラケットなのだと思います。
かなり本数限定なことと高額なこと、販売店が限定的であることもあり、手に入れることが難しい(私的には値段が一番のハードル)雰囲気ですが、とても興味あるラケットですね。
情報もあまり多くはなく、取り扱い店のYoutubeが現状一番の情報源という状態でしょうか?
機会があれば一度手にしてみたいものですが、、、ウインザー渋谷店、LAFINO、オンコートともに知っているし行ったことのあるお店ですがすべて遠方。。。
でも実際買うのであれば試合を考えると2本は欲しい。
そうすると10万越え(;Д;)
また今回のモデル、どう考えても純粋な実力が求められるスペックばかりで楽はできません。
と考えるとコレクションアイテムとして買うかどうかといったところでしょうか。
正直私にとっては使えるラケットという評価はできませんでした。
戦闘力だけを求めるなら最近のラケットですね。
悩ましいかぎりです。
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