【インプレ】ポリツアーREV(Yonex)を使用して・・・

インプレ#ガット

今回は前回に続きYonexのストリングインプレです。

前回は鮮やかな水色のポリツアーAirを試しましたが、今回は鮮やかなオレンジのポリツアーREVを試してみました。

※ポリツアーAirの試打についてはコチラをご参照ください。

ゲージは1.20を選択しました。
普段使っているポリツアープロが1.20なので差がわかりやすいかなと思ってのチョイスです。

このストリングの特徴としては次の通りかと思います。

・多角形ストリングと思えない滑りの良さと素直な打感
・コントロール性能は高め(打ったなりに飛ぶ感覚が強い)だが、弾道が持ち上がり気味
・軽い目の打球感で爽快な打ち味

それでは具体的に見ていきましょう!!

広告
広告

ポリツアーREVの打感や性能について

ポリツアーREVってどんなストリング!?

まず最初に張るためにパッケージから出して触った瞬間に思ったことがあります。
それは表面が非常に滑りやすいということ。
そして多角形ポリエステルのストリングと思えないほどしなやかだということでした。
(あと派手!!って思いましたが、、、それは開ける前から分かっていたことw)

1点目の滑りやすさは”SIF製法”によるものと思います。

~SIF製法とは~
潤滑性の高いシリコーンオイルをストリング内部まで浸透させるYonex独自の技術
打球時にストリングが大きく動いて素早く復元する性能を維持します。
2点目はSIF製法によるところと、おそらくですが8角形というフォルムによる影響が大きいのかなと思います。
最近張り上げた多角形は4角形や5角形のものでしたのでかなり角がたっていました。
8角形だとかなり円に近いため、しなやかに感じたのではないかと思います。
 
実際にコートで使用した感想としては・・・
・打球感は非常に軽めで爽快に飛ぶ
・ポリツアープロ、ポリツアーエアとの比較でいえば回転量が多い
 (他社のスピン系ストリングとも比較しましたが、遜色ないか、かかりやすいと思いました)
と感じました。
 
球離れが速めの軽い打球感でしたので、打球感重視(捕えた感がほしい)という方には不向きかなと思いますが、軽く振っても飛ばしてくれるので非常に楽にストロークできました。
また、スナップバックが多い影響でしょうか、少し打球角度が上向きになる気がします。
特にスピンサーブを打った際はかなり軌道があがったと感じました。
 
商品名ポリツアーREV(パッケージ品)ポリツアーREV(240mロール)
ゲージ1.20mm/1.25mm/1.30mm1.20mm/1.25mm/1.30mm
構造SIF製法・8角形断面モノフィラメントSIF製法・8角形断面モノフィラメント
素材ハイポリマーポリエステルハイポリマーポリエステル
カラーブライトオレンジブライトオレンジ
特記事項  
価格3,080円(税込)41,800円(税込)

打球感や使い心地は!?

今回はEzone98に縦47×横44ポンドで張りましたが、打った瞬間の捕えた感が非常に少なかったので、正直最初はかなりとまどいました。

いつもはがっつりボールを押す感覚があるのですが、このセッティングに関して言えば押す前に飛んでいくイメージ。

打球感は軽く、弾きの強いストリングだなというのが第一印象です。

スイングスピードをあげていくと捕える感覚が少し出できましたが、基本的には弾きが強いストリングと思った方が良いと思います。
ゆっくり目のスイングや小さいスイングでもしっかりと飛ばすことができるので幅広くお勧めしやすいポリという感じですね。

またスナップバックが強めな印象で、思っているよりも球威や飛距離が出る印象でした。
が、同時に回転量も確保できることもあり、暴発気味なミスはあまり出ませんでした。

このあたりは中々絶妙なバランスの性能だなという印象です。

スピンのかかり具合は?

個人的な印象としては”多角形でひっかかりが良く、こすって回転をかける”というよりは”滑りがよくスナップバックによって回転がかかる”という印象でした。

これに加え8角形も影響を与えているようで、軽めに打ったスピンサーブでも非常によく跳ねていました。
ポリツアーAirを張ったラケットも比較で使用していたのですが、跳ね方はREVの方がはっきりとよかったです。
リターンに入っていた生徒さんもREVで打った時の方が跳ねていてとりづらいと言ってくれました。

あと、自分が非常に気に入ったのはバックハンドのスライスでした。
滑る系のスライスが非常に打ちやすく、切れ味のよいボールが気持ちよく打てました。
おそらくですが、弾きがよいので力の入りづらい片手スライスであっても相手のボールに負けることなく弾き返せたのが要因かなと思います。

耐久性は?細いとすぐ切れる!?

耐久性は必要十分だと思います。
”めちゃくちゃ耐久性がある”というわけではありませんが、打球感の維持という点では優秀な部類かと思います。

また表面が多少削れても内部までオイルが浸透しており、ストリングが滑りやすいこともありスピン性能の維持という点でも十分なのではないかと思いました。

お勧めするなら

このストリングは非常に打球感が軽く、ボールをしっかりと弾いてくれるストリングです。

そのため、”軽めの打球感で爽快のボールを飛ばしたい方”にお勧めなストリングです。
逆に”ボールを乗せて運ぶ”とか”捕えて押す”みたいな打球感を求める方には不向きかなと思います。

また、ハードヒッターにとっては少し弾きが強すぎる気もします。
飛びを抑えたいなら例えばですがポリツアースピンの方が良い気がしますね。

(参考)同じSIF製法が使われているFIRE

ポリツアーシリーズの中でSIF製法で作られているストリングは2種類です。
今回紹介している「ポリツアーREV」と「ポリツアーFIRE」ですね。

芯がある打感が好き、かなりハードヒットするというような方はREVよりFIREの方が向いていると思います。

FIREの方が硬め(少し芯がある感じ)で潰す感覚は得やすいからですね。
一方のREVはご紹介のとおり多角形ストリングでスナップバックの量も多い。
そしてストリング自体がしなやかということもありFIREとの比較では軽く飛ぶ傾向があると思います。

テンションやラケットとのバランスでも変わってくるとは思いますが、参考にしてもらえたら幸いです。

まとめ~ポリツアーREVは弾きが良くスピンがかかりやすいストリング~

”軽いスイングでテンポの速いテニスをしたい”という人が使えばツボにはまりそう。
そんな印象を与えてくれたド派手なポリツアーREV。

元々はVコアの発売にあわせて2020年10月かな?に発売されましたが、あえて青のEzoneにあわせて使用してみました。

斜めから見るとド派手ですが、離れてみると意外と大丈夫でしたw

かなり現代の高速化テニスにはまりそうなストリングでしたので、軽く弾く打球感に興味があるかたは試してみてはどうでしょうか。

唯一の難点は他のポリツアー系と比較してお高いことでしょうか。。。

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました